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■ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンでも接種後に血栓発症 アメリカ当局が一時中断を勧告 [健康ダイジェスト]

 アメリカの疾病対策センター(CDC)と食品医薬品局(FDA)は13日、アメリカの医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンを接種した後に、深刻な血栓を発症した報告があるとして、接種を一時中断するよう勧告しました。
 FDAなどによると、J&J製のワクチンは12日までに680万回の接種を終え、血栓の報告が6件ありました。18歳から48歳までの女性で、接種後6〜13日後に発症し、1人が死亡、1人は重篤といいます。
 特殊な血栓で通常とは別の治療法が必要とされ、周知のために中断を勧告しました。ワクチンとの因果関係は不明としながらも、接種後に重い頭痛や息切れなどがある場合は注意するよう患者と医療機関に呼び掛けています。
 ジョー・バイデン政権の新型コロナウイルス対策調整官、ジェフ・ザイエンツ氏は、アメリカで接種された新型コロナワクチンのうちJ&J製の割合は「5%未満」であることから、接種計画に大きな影響は出ないとの見解を表明。アメリカのファイザー製とモデルナ製の2種に大きな余剰があるため、J&J製の接種停止により生じる遅れは容易に取り戻せるとしました。
 J&J製のワクチンは、1回の接種で済み、一般の冷蔵庫で3カ月間保管できるのが特徴で、アメリカでは3番目に認可されました。ただ血栓の報告を受けて、ヨーロッパ連合(EU)の薬事当局、ヨーロッパ医薬品庁(EMA)も9日に安全性の調査を始めたと発表していました。日本では、まだ認可申請されていません。
 J&Jは、ヨーロッパへの同社製ワクチンの供給開始を延期すると発表。血栓の発症報告については現在、ヨーロッパの保健当局と協力して調査していると説明しました。

 2021年4月14日(水)




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