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■アメリカ疾病対策センター、東部や中西部の人口多い地域でマスク推奨 [健康ダイジェスト]

 アメリカの疾病対策センター(CDC)は東部や中西部の人口が多い地域で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になり、マスクの着用が推奨される水準に達しているという認識を示しました。
 CDCによりますと、アメリカで1日に報告される新型コロナウイルスの感染者の1週間の平均は17日の段階で約9万9000人と増加傾向にあり、自宅でウイルス検査をして報告しないケースを含めるとさらに多くの感染者が出ているとみられています。
 CDCのロシェル・ワレンスキー所長は18日の会見で、東部や中西部の人口の多い地域で特に感染の拡大が深刻だとして、「アメリカの人口の32%が感染拡大のレベルが『中程度』から『高い』とされる地域に居住している。こうした地域に対し屋内でのマスクの着用を始めとした感染対策を奨励すべきだと要請している」と述べ、一部の地域はマスクの着用が推奨される水準に達したという認識を示しました。
 アメリカでは現在、すべての州で屋内でのマスクの着用義務が撤廃されています。
 CDCの基準で感染拡大のレベルが「高い」とされているニューヨーク市では感染の拡大に伴い、保健当局が16日「屋内ではマスクを着用すべき」という通達を出しましたが、エリック・アダムズ市長は16日、マスク着用の義務を再導入することには消極的な姿勢を示していました。
 今後感染がさらに拡大した場合、アメリカの各州や大都市が再びマスクの着用義務を導入するかどうかに注目が集まっています。

 2022年5月19日(木)




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