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■アメリカの製薬会社ノババックスのコロナワクチン、東京都内の医療機関で接種始まる [健康ダイジェスト]

 国内で4種類目の新型コロナワクチンとなる、アメリカの製薬会社ノババックスのワクチンの接種が、東京都内の医療機関で始まりました。
 アメリカの製薬会社ノババックスが開発したワクチンは4月、厚生労働省が18歳以上を対象に、使用を正式に承認したもので、5月25日に公的な予防接種に追加されました。武田薬品工業がノババックスから技術移管を受け、国内で製造しています。
 27日、東京と文京区の順天堂大学医学部付属順天堂医院で、副反応や有効性を分析するための調査の一環として接種が始まりました。
 ノババックスのワクチンはファイザーやモデルナのワクチンとは仕組みが異なり、従来のインフルエンザワクチンなどで使われる「組み換えタンパクワクチン」と呼ばれるタイプです。厚労省はこれまでのワクチンでアレルギー反応が出た人や、2回目まではアストラゼネカのワクチンを打った人が接種すると想定しています。
 27日に接種した5人もこれまでアストラゼネカのワクチンを打ったということで、会社員の62歳の男性は「国内で生産されるワクチンとして期待していたので、打ててよかった」と話していました。
 この医療機関では今後500人に接種を行い、体温や接種部位の変化などを4週間記録してもらって分析することにしています。
 順天堂医院の高橋和久院長は、「ワクチンに対する安心感につなげるためにもしっかり調べていきたい」と話していました。
 ノババックスのワクチンの接種は各地の自治体でも始まっていて、7月末にかけては500万回分が自治体に配送される予定です。

 2022年5月27日(金)




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