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■サル痘、23カ国257人に 感染拡大の原因不明、WHO警戒継続 [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は29日、動物由来のウイルス感染症「サル痘」について、従来継続的に発生してきたアフリカ中西部諸国以外の欧米を中心とした23カ国で5月、257人の感染が確認されたと発表しました。死者は出ていないものの、感染拡大の原因が判然としないため、すでに感染が広範囲に及んでいる可能性もあるとして警戒継続を訴えています。
 感染者はイギリスが群を抜いて多く106人。次いでポルトガルの49人、カナダの26人、スペインの20人と欧米諸国に集中しています。感染が疑われるものも約120件に上っています。
 感染者の大半は流行地域への渡航歴がなく、男性の同性愛者が多くなっています。体液や飛沫(ひまつ)のほか、感染者が使用した寝具を介して感染するため、患者の隔離と感染経路調査の徹底をWHOは求めています。
 サル痘は中央アフリカや西アフリカの国で確認されてきた風土病。今年に入って最も症例が多いコンゴ(旧ザイール)では5月8日までに1284人が感染し58人が死亡しました。流行地域以外で今回のように広範囲で感染例が続出するのは初めてで、WHOは5月に入って覚知される前から数週間以上にわたり人から人への感染が拡大してきた可能性もあるとみています。

 2022年5月30日(月)




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