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■富士フイルムと国立がんセンター、悪性脳腫瘍を調べるAIを開発 [健康ダイジェスト]

 富士フイルムと国立がん研究センターは28日、MRIの画像から悪性脳腫瘍の疑いがある領域を調べる人工知能(AI)を開発したと発表しました。腫瘍の大きさの正確な把握につなげ、治療効果を高めます。
 神経膠腫(こうしゅ)(グリオーマ)と呼ばれる悪性の脳腫瘍の疑いを調べるAIを共同開発しました。神経膠腫は患者数が少ない希少がんの1つで、腫瘍が大きくなると頭痛や吐き気、言語機能の障害などさまざまな症状を引き起こす病気です。
 一般的な治療ではMRIで脳の画像を撮影し、手足の動きや言語などの機能を残しつつ腫瘍を摘出する手術を行います。その上で放射線治療や化学療法などを実施します。がんなどの腫瘍の観察にはAIの導入が進んでいますが、希少がんである神経膠腫は患者数が少ないために臨床データが乏しく、これまで分析に特化したAIがありませんでした。
 新たに開発したAIを導入することで神経膠腫の領域や大きさを正確に把握できるようになり、患者にとって最適な治療計画を策定することにつながります。富士フイルムは共同開発したAI技術を搭載した製品の早期販売を目指します。

 2024年2月28日(水)

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