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■救急車の出動、7年連続で過去最多を更新 高齢化が影響、半数は軽症で入院不要 [健康ダイジェスト]

 総務省消防庁は19日、2016年の救急車の出動件数が620万9964件(前年比2・6%増)に上り、7年連続で過去最多を更新したとの集計結果を発表しました。
 2015年より15万5149件増えました。搬送者数のうち65歳以上が57・2%を占めており、消防庁は高齢化の影響とみています。
 19日に閣議報告した2017年版消防白書に盛り込みました。集計によると、救急車は5・1秒に1回のペースで出動している計算。搬送者数も2015年より14万2848人増え、562万1218人(前年比2・6%増)で過去最多を更新しました。このうち入院の必要がない軽症が、49・3%とほぼ半数でした。
 119番通報を受けてから現場到着までの時間は平均8・5分、通報から病人やけが人が病院に入るまでの平均は39・3分。全国で救急隊を増やしており、過去最長だった前年よりそれぞれ0・1分短くなりました。都道府県別の病人やけが人が病院に入るまでの時間は、東京都が50・6分と最も長く、福島県44・5分、新潟県44・2分と続きました。
 消防白書は、「高齢化が進めば出動件数は今後増える可能性が高い」と指摘し、不要不急の出動をできる限り減らすなど、救急車の適正な利用を図る必要があるとしました。
 消防庁は、救急車を呼ぶべきか迷った際には、電話で医師や看護師らに相談できる「#7119」の利用を呼び掛けています。

 2017年12月21日(木)

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■東京都民の48・8%、スギ花粉症患者 2016年の調査結果から推定 [健康ダイジェスト]

 東京都は18日、2016年度に実施した花粉症実態調査の結果をまとめ、都民のスギ花粉症患者の割合が48・8%に上るという推定結果を公表しました。
 調査方法は違うものの、前回の2006年度から約20ポイント増えており、東京都は若年層の患者の増加などを要因とみています。
 調査は2016年11~12月、大田区、あきる野市、調布市でアンケートを実施。回答を得た2116人から410人を抽出し、血液検査や問診で症状の有無を判定した結果から、スギ花粉を原因とした花粉症患者の東京都全体の割合を推定しました。
 1983年度から約10年おきに実施し、前回まで「自覚症状なし」との回答者を詳しい調査対象から外してきた違いはあるものの、患者の割合は、1983~1987年度が10・0%、1996年度が19・4%、2006年度が28・2%で、回を追って増えてきました。
 今回の調査結果によると、軽症の人も含めた年代別の患者の割合は、0~14歳が40・3%(前回26・3%)、15~29歳が61・6%(前回37・1%)、30~44歳が57・0%(前回32・2%)、45~59歳が47・9%(前回33・5%)、60歳以上が37・4%(前回14・2%)。
 若年層の患者の割合の高さについて、報告書は「乳幼児における食物アレルギーが増えており、花粉症の若年発症を加速させている可能性がある」と指摘しました。
 東京都は花粉症予防に向け、飛散状況を知らせるメール配信や花粉の少ない森づくりなどを進めています。

 2017年12月21日(木)

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