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■塩分の取りすぎはがんや心筋梗塞のもと、と判明 [健康ダイジェスト]

 塩漬け食品の取りすぎや、食事全体で塩分の多い食生活を続けると、各種のがんや、心筋梗塞(こうそく)、脳卒中などの循環器疾患を発症しやすいことが、厚生労働省研究班の大規模調査で判明しました。
 塩分の取りすぎが胃がんなど一部の疾患を発症しやすくすることはすでに知られていましたが、より多くの生活習慣病に影響するとのデータが示されたのは初めて。がんと循環器疾患は日本人の死因の1~3位、全体の60パーセント近くを占めています。
 大規模調査は、8県に住む45~74歳の男女約8万人を対象に実施。対象者を食事全体の塩分(ナトリウム)摂取量、漬物や塩辛、イクラなど塩漬け食品の摂取量によって、それぞれ5グループに分け、6~9年間の調査期間中のがん、循環器疾患の発症状況を調べて、2月4日に発表されました。
 その結果、食事全体の塩分摂取量が1日当たり平均17.8グラムと多いグループは、同7.5グラムと少ないグループに比べて循環器疾患の危険性が約20パーセント高かったこと、塩漬け食品の摂取量が多いグループは、何らかのがんを発症する危険性が11~15パーセント高かったことが判明。
 塩漬け食品の摂取量が多いグループの循環器疾患の危険性は高くはありませんでしたが、野菜や魚に循環器疾患を予防する栄養素が含まれるためと見なされています。
 日本人の塩分摂取量は、国際的にもいまだ多いのが現状です。調味料の塩分を減らし、塩漬け食品を食べる回数を減らすことで、多くの生活習慣病を予防できることになります。1日の理想食塩摂取量の目安は、平均で男性10グラム、女性8グラムとされています。

 2010年2月9日(火)




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