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■熱中症の救急搬送者数、週4138人に 前週から3割増 [健康ダイジェスト]

 総務省消防庁の集計(速報値)によると、13〜19日の1週間に熱中症とみられる症状で救急搬送された人の数は4138人で、前週の3186人から3割増えました。
 救急搬送された人は先月、統計があるこの5年間で最も多い2万1082人(確定値)に達していました。今月に入ってからは、いったん減っていましたが、先週から再び増加に転じ、全国的に気温35度以上の猛暑日となった17日に1274人が搬送されるなど、19日までの1週間だけで4138人に上りました。
 4138人を年齢別にみると、18〜64歳の「成人」が最多の2021人(48・8パーセント)で、以下は65歳以上の「高齢者」が1601人(38・7パーセント)、7〜17歳の「少年」が491人(11・9パーセント)、生後28日〜6歳の「乳幼児」が25人(0・6パーセント。生後28日未満の新生児はゼロでした。
 症状の程度別では、入院の必要がない「軽症」が2680人(64・8パーセント)、3週間未満の入院が必要な「中等症」が1306人(31・6パーセント)など。「死亡」は4人(0・1パーセント)でした。
 都道府県別の搬送者数は、東京都(332人)が最も多く、以下は愛知県(266人)、埼玉県(261人)、兵庫県(239人)、大阪府(232人)、福岡県(189人)、神奈川県(176人)、新潟県(139人)、鹿児島県(117人)、茨城県(102人)など。各都道府県の居住者数そのものの違いもありますが、上位には常連の都道府県の名前が連なっています。
 今年の集計を始めた5月28日以降の累計(速報値)では、3万5215人が救急搬送され、そのうち63人が亡くなっています。
 消防庁は「猛暑日が減るこれからの時期でも、気温が急激に上がる日は特に注意が必要だ」として、こまめに水分を補給したり、室温が28度を超えないようにエアコンや扇風機をうまく使ったりして、予防を心掛けてほしいと呼び掛けています。

 2012年8月21日(火)




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