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■5~11歳へのワクチン無料接種を決定 保護者への努力義務は適用せず [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は10日、新型コロナウイルスワクチンの5~11歳への接種を、無料で受けられる「臨時接種」に位置付けることを決めました。オミクロン型変異ウイルスに対する子供の発症予防効果などのデータが不十分なため、保護者に接種を受けるように努めることを求める「努力義務」の適用は見送りました。厚労省が専門家分科会に提案し、了承されました。
 コロナワクチンの接種は現在、妊婦を除いたすべての対象者に、接種を強く促す「努力義務」を課すことが法律で定められています。子供への接種についても、保護者に努力義務を適用するかどうか、専門家分科会で議論がされてきましたが、専門家の間で意見が割れていました。
 10日に開かれた専門家分科会では、「オミクロン型に対する有効性などの十分なデータがそろうのを待つべき」といった慎重な意見が上がり、子供への接種については当面、努力義務を適用しない方針が了承されました。一方で、「努力義務が課されることで、保護者が仕事を休みやすくなる」などの意見も上がっており、今後、十分なデータがそろった場合などには、再び検討を行うことにしています。
 また、分科会では、ワクチンを接種する有効性などが確認されたとして、今までは対象となっていなかった妊婦にも努力義務を適用する方針が決まりました。
 子供へのワクチン接種は3月にも各自治体で始まる予定で、1月に特例承認されたアメリカのファイザー製の5~11歳用ワクチンを使います。投与する成分量は12歳以上の3分の1で、原則3週間の間隔を空けて2回打ちます。
 ワクチン接種の対象となる子供は740万人程度になる見込みです。

 2022年2月11日(金)




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