■韓国、新型コロナ新規感染49万881人 13万6913人増えて過去２番目の多さ

　韓国の中央防疫対策本部は23日、この日午前０時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前０時の時点から49万881人増えたと発表しました。１日当たりの新規感染者数は前日より13万6913人多く、過去２番目の多さとなりました。
　新規感染者数は17日に62万1205人と最多を記録してから減少を続け、21日には20万9145人と20万人台まで減ったものの、前日から再び増加に転じました。
　累計感染者数は1042万7247人と1000万人を突破し、国民の約20％が新型コロナに感染した計算になりました。海外では人口の20％が感染したのを境に感染者数の減少が始まったものの、防疫当局や専門家らは韓国での流行の推移を判断するのは時期尚早だとしています。
　防疫当局は22日の会見で、本格的に減少傾向に転じるかは今週の状況を見極めて判断すると説明しました。
　これに先立ち政府は12～22日の間に流行がピークを迎え、23日以降に感染者数の減少が始まるとの見通しを示していました。しかし、21日から新型コロナ防疫措置の私的な集まりの人数制限が最大８人に緩和されたほか、より感染力が強いオミクロン型の１系統「ＢＡ・２」が急速に拡大していることから、ピーク期間が長期化する可能性もあります。
　感染者数の急増に伴い、死者や重症者の数も高止まりが続いています。
　新たに報告された死者は291人で、前日より93人少ないものの依然として300人近い水準となっています。死者の累計は１万3432人、累積致命率は０・13％。
　新たに報告された重症者は前日から20人減少した1084人で、16日連続で1000人を上回っています。在宅治療（自宅療養）中の人は182万7031人で、前日から5069人増えました。
　新規感染者のうち市中感染者は49万839人で、地域別では京畿道が13万6912人、ソウル市が10万1133人、仁川市が２万4941人と首都圏が26万2986人（53・６％）を占めました。海外からの入国者の新規感染は42人でした。

　２０２２年３月２３日（水） 　

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