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■小林製薬の「紅麹」を含む機能性表示食品、摂取後に1人死亡 76人入院、7人が通院 [健康ダイジェスト]

 小林製薬は26日、健康被害の恐れがあるとして自主回収を決めた紅麹(こうじ)原料を含む機能性表示食品を約3年間継続して摂取したとみられる1人が、腎疾患で2月に死亡していたと発表しました。居住地や性別、年齢は明らかにしていないものの、2021年4月~2024年2月に同社製造の「紅麹コレステヘルプ」を通信販売で定期的に購入し、計35袋に上りました。摂取と死亡との因果関係が疑われるとして調べます。一連の問題で、死亡につながった可能性がある事例の判明は初めて。
 死亡した人の遺族から小林製薬に対し、23日にメールで情報提供があったといいます。同社は26日に遺族と面会して病名などの詳細を確認する予定。
 紅麹を使った機能性表示食品の摂取で腎疾患などの症状が出たとして、小林製薬は22日に「紅麹コレステヘルプ45粒15日分」、「紅麹コレステヘルプ90粒30日分」、「紅麹コレステヘルプ60粒20日分」、「ナイシヘルプ+コレステロール」、「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」の5製品の自主回収を発表しました。現時点で製品と腎疾患などとの関連性の有無は確定していないと説明しています。
 新たに健康被害を訴えて入院している事例が約50件判明し、26日午前10時45分現在で76人が入院、7人が通院したことがわかっています。一時、人工透析が必要になった人もいます。
 紅麹原料は飲料や食品メーカーなど52社に供給していたことも明らかになりました。メーカー側では商品の自主回収発表が相次いでおり、被害規模は今後さらに拡大する可能性があります。
 武見敬三厚生労働相は26日の記者会見で、全国の自治体に健康被害の情報があれば報告するよう呼び掛けているとして「原因究明や製品の自主回収、健康被害の拡大防止を図る」と述べました。

 2024年3月26日(火)

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