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■小林製薬の紅麹、有害物質は未検出も「意図しない」成分 [健康ダイジェスト]

 紅麹(こうじ)原料を使った小林製薬の機能性表示食品を摂取した人の死亡が26日、明らかになりました。紅麹自体は食品向けに多く使われ、近年は健康食品の原料としても注目されていました。今回、成分から腎臓の病気を引き起こす有害物質「シトリニン」は検出されていないものの、「意図しない成分」が含まれていたとして同社が分析を急いでいます。
 紅麹は米や麦などの穀類をカビの一種である紅麹菌で発酵させたもの。発酵によって紅色になるため着色料に使われるほか、沖縄の伝統食品「豆腐よう」や中国の酒にも用いられます。近年は健康食品にも使われ、小林製薬は問題になった機能性表示食品で「悪玉コレステロールの値を下げる効果がある」とうたっていました。
 健康被害が生じた問題は1月中旬、複数の医師からの照会を切っ掛けに発覚しました。
小林製薬に最初に症例の報告があったのは1月15日。「サプリメントを服用した人に腎疾患がある」との医師からの電話でした。その後、2月1日までに医師からカビ毒の「シトリニン」を含むのではないかとの照会が相次ぎました。
 紅麹菌の中にはシトリニンをつくり、腎臓の病気を引き起こすものもあります。ヨーロッパでは過去に紅麹のサプリが原因と疑われる健康被害が報告され、ヨーロッパ連合(EU)がシトリニンの基準値を定めています。スイスでは、紅麹を含む食品の販売が違法とされています。
 小林製薬によると、同社のサプリはシトリニンを合成する遺伝子がない紅麹菌の株を使用しています。2月上旬に成分を分析したところ、原料からシトリニンは検出されなかったものの、本来想定していない成分が含まれていることが判明しました。健康被害の原因は特定できていません。「紅麹菌に何かが付着して別のものができた可能性がある」として分析を続けています。
 2023年に小林製薬が原料として生産した紅麹は18・5トン。このうちサプリ用に使われたのは自社と他社を合わせて9・3トンあり、一部に「意図しない成分」を含むことを確認しました。
 他社の食品向けに出荷した紅麹も9・2トンありました。問題発覚を受けて自主回収の動きが広がっていますが、小林製薬はこうした一般の食品向けには本来想定しない成分は含まれてないと説明しています。

 2024年3月26日(火)

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