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■日本人の平均寿命、2年連続で前年を下回る 厚労省、新型コロナ影響 [健康ダイジェスト]

 2022年の日本人の平均寿命は女性が87・09歳、男性が81・05歳となり、いずれも2年連続で前の年を下回ったことが、厚生労働省のまとめでわかりました。厚労省は、「新型コロナで死亡した人が増加した影響が大きかったのではないか」としています。
 厚労省によりますと、2022年の日本人の平均寿命は女性が87・09歳、男性が81・05歳で、前の年より、女性は0・49歳、男性は0・42歳下回りました。平均寿命が前の年を下回るのは、いずれも2年連続です。
 平均寿命が公表されている世界の国では、女性は前年と同じ1位で、男性は3位から4位に下がりました。女性は2位が韓国(86・6歳)、3位がスペイン(85・83歳)。男性は1位がスイス(81・6歳)、2位がスウェーデン(81・34歳)、3位がオーストラリア(81・30歳)でした。
 また、2022年と2021年の平均寿命の差を死因別に分析すると、特に新型コロナや心疾患、それに老衰で亡くなった人の割合が上昇していたということです。
 2022年、新型コロナで死亡した人は4万7635人で、2021年と比べると3万人余り増加していて、厚生労働省は「平均寿命が前の年を下回ったのは新型コロナで死亡した人が増加した影響が大きかったのではないか。今後、新型コロナの感染拡大が落ち着けば、平均寿命が再び上昇する可能性もあると考えている」としています。

 2023年7月29日(土)

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■新型コロナ感染者、前週比1・26倍 45都道府県で増加 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの全国の感染状況は、7月23日までの1週間では1つの医療機関当たりの平均の患者数が13・91人となり、前の週の1・26倍となっています。香川県と沖縄県を除く45の都道府県で前の週より増加していて、厚生労働省は「全国的には緩やかな増加傾向が続いていて、特に九州では患者の数が多く報告されている。引き続き感染状況を注視したい」としています。
 厚労省によりますと、7月17日から23日までの1週間に全国約5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は前の週から1万4451人増えて、6万8601人となりました。
 また、1つの医療機関当たりの平均の患者数が13・91人となり、前の週の1・26倍となっています。1医療機関当たりの患者数が10人を超えるのは2週連続で、前の週から増加が続くのは16週連続です。
 都道府県別では、多い順に佐賀県が27・44人、宮崎県が24・47人、長崎県が22・94人、沖縄県が22・43人、熊本県が22・05人、鹿児島県は21・42人、大分県は21・12人、岐阜県は20・72人、愛媛県は20・0人などとなっていて、45の都道府県で前の週より増加しました。
 このほか、7月23日までの1週間に新たに入院した人は全国で8983人で、前の週と比べて1281人の増加となりました。
 厚労省は全国の流行状況について「全国的には緩やかな増加傾向が続いていて、特に九州では患者の数が多く報告されている。これまでは例年、夏のお盆明けに感染拡大のピークを迎えているので引き続き状況を注視したい」としています。

 2023年7月29日(土)

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■アメリカ軍横田基地内で泡消火剤漏れ、これまでの3件のほかに4件確認 防衛省 [健康ダイジェスト]

 防衛省は、アメリカ軍横田基地内で泡消火剤が漏れ出たケースについて、アメリカ軍に問い合わせたところ、これまでの3件に加えて4件あったことが確認されたと発表しました。
防衛省はこれまで、アメリカ軍横田基地内で、有害性が指摘されている有機フッ素化合物の「PFAS(ピーファス)」などが含まれる泡消火剤が漏れ出たのが3件あったとしています。
 マスコミがアメリカ軍に対し情報公開請求を行った結果、ほかに4件あったことがわかっており、防衛省がアメリカ側に問い合わせた結果、25日までに、そのことが確認されたということです。
 内訳は、3年前に3回、昨年に1回で、アメリカ軍はPFASなどの含まれていない泡消火剤への交換を進めていて、開示された報告書によりますと、今回の泡消火剤にはこれらは含まれていない上、いずれも基地の外には流出していないとしています
 防衛省環境政策課は、「これ以上の漏出はないと認識している。今後も関係自治体と相談しながら、必要に応じて対応していきたい」と話しています。

 2023年7月28日(金)

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■知床など北海道の広いエリアの新雪からマイクロプラスチックを検出 北見工業大学 [健康ダイジェスト]

 海の生態系への影響が懸念されている微小なプラスチックごみ、マイクロプラスチックが、世界遺産の知床を含む、北海道の広いエリアの新雪から検出されたという研究結果を、北見工業大学が明らかにしました。雪の中のマイクロプラスチックも海と同様、生態系への影響が危惧されることから、研究グループはさらなる調査の必要性を指摘しています。
 マイクロプラスチックは、プラスチックごみが波の力や紫外線などの影響でもろくなって砕かれた大きさ5ミリ以下のものを指し、魚などが飲み込みやすいため、生態系への影響が懸念され、海以外でも富士山山頂付近の空気中で検出されています。
 北見工業大学の大野浩准教授の研究グループが、一昨年から今年2月にかけて世界遺産の知床五湖や大雪山系の旭岳、釧路湿原など、北海道内の8つのエリアの新雪を採取して調べたところ、すべての場所でマイクロプラスチックを検出しました。
 研究グループによりますと、人の生活圏から遠い知床五湖などで検出されたマイクロプラスチックは、プラスチック容器に使われるポリエチレンなどでできた0・06ミリ以下の極めて小さいものが中心だったということです。
 研究グループは、大気中を浮遊していたマイクロプラスチックが雪に混ざって広範囲に積もったとみています。
 雪の中のマイクロプラスチックも海と同様、生態系への影響が危惧されますが、研究事例がまだ少なく、研究グループはさらなる調査の必要性を指摘しています。
 大野准教授は、「道内で人の活動の影響を受けにくい場所でも、マイクロプラスチックが雪の中に入っていた。海の問題と同様に重要なテーマで、今後も調べていくべきフィールドだと思う」と話しています。

 2023年7月28日(金)

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