SSブログ

■アメリカFDA、RSウイルスワクチンを承認 2歳以下の乳幼児向けで初 [健康ダイジェスト]

 アメリカ食品医薬品局(FDA)は17日、イギリスのアストラゼネカとフランスのサノフィが共同開発した乳幼児向けのRSウイルス(呼吸器合胞体ウイルス)感染症のワクチンを承認したと発表しました。健康状態などに関係なく、2歳以下の幅広い乳幼児に使用できるRSウイルス向けのワクチンが許可されるのは初めて。
 アメリカ疾病対策センター(CDC)は8月に専門家による諮問委員会を開催し、医師による具体的な使用方法などの詳細を取りまとめる計画で、これを踏まえてCDCが推奨すれば接種を始められます。
 RSウイルスは大半の場合は軽い風邪のような症状ですむものの、乳幼児がかかると重症化する場合があります。アメリカでは昨年に子供の患者が急増し、緊急医療の現場が逼迫する一因となりました。RSウイルスの流行シーズンは秋から冬で、今年の流行期を前にRSウイルスワクチンへの期待は高まっています。
 製薬業界では近年、RSウイルスワクチンを巡る競争が激化していました。今年5月3日、FDAが世界で初めてとなるRSウイルス向けのワクチンを承認しました。イギリスのグラクソ・スミスクライン製のワクチンで、60歳以上の高齢者を対象としていました。
 RSウイルスは免疫が低下し持病のある高齢者では肺炎を起こし、重症化するリスクが高まります。アメリカ国立アレルギー感染症研究所の推定によると、アメリカではRSウイルスが原因で年間に約1万4000人の65歳以上の高齢者が死亡しています。世界では毎年6400万人が感染し、死亡者は16万人に上ります。日本では年に約6万人の入院と4000人の死亡につながるとの推計もあります。

 2023年7月18日(火)

nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■夏の間に一定のコロナ感染拡大が生じる可能性 加藤厚労相、感染対策を呼び掛け [健康ダイジェスト]

 新型コロナの感染者数が増加傾向にあり、加藤勝信厚生労働相は夏休みの帰省で高齢者と会う際などには、手洗いや換気、マスクの効果的な場面での着用など、基本的な感染対策を心掛けるよう呼び掛けました。
 新型コロナウイルスの全国の感染状況は、7月9日までの1週間では1つの医療機関当たりの平均の患者数が9・14人で、前の週の1・26倍となっています。
 これについて、加藤厚労相は18日の閣議の後の記者会見で、「新規感染者数は緩やかな増加傾向が続いている」とした上で、「過去の状況なども踏まえ、今後、夏の間に一定の感染拡大が生じる可能性がある」との認識を示しました。
 また。加藤厚労相は夏休みの旅行や帰省などで高齢者や基礎疾患のある人に会ったり、大人数で集まったりする際には、手洗いや換気、マスクの効果的な場面での着用など、基本的な感染予防対策を心掛けるよう呼び掛けました。
 また、マスクを着用する際にはより熱中症のリスクが高まるとして、こまめな水分補給などの熱中症対策についても周知を図っていく考えを示しました。

 2023年7月18日(火)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■熱中症の疑いで救急搬送、埼玉県内で101人 東京都内で73人 [健康ダイジェスト]

 埼玉県によりますと、18日午後4時の時点で、熱中症の疑いで救急搬送された人は101人に上り、10日の102人に次ぎ今シーズンで2番目に多くなりました。
 101人のうち重症が6人、中等症が29人、軽症が66人となっています。
 また、65歳以上の高齢者が66人と全体の3分の2近くを占めています。
 県は、外出を控えることや、こまめに水分を補給することなど、熱中症対策を呼び掛けています。特に、高齢者や持病がある人は、暑さで徐々に体力が低下し室内でも熱中症になることがあるとして、エアコンを適切に使い、周りの人も高齢者がいる部屋の温度に注意してほしいと呼び掛けています。
 一方、東京消防庁によりますと、東京都心で3日連続で「猛暑日」となる中、都内では18日午後3時の時点で、4歳から95歳までの合わせて73人が熱中症の疑いで救急搬送されたということです。
 73人のうち、70歳代と80歳代の男性合わせて2人が重症、28人が中等症、43人が軽症だということです。
 東京消防庁は、のどが渇く前にこまめに水分を補給するなど対策を徹底するよう呼び掛けています。

 2023年7月18日(火)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康