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■栃木県の店舗内で作業中の50歳代男性が熱中症で死亡、栃木労働局が労災事故で調査 [健康ダイジェスト]

 今月、栃木県内の事業所の店舗で作業をしていた50歳代の男性が熱中症で死亡したことが、栃木労働局の調べでわかりました。
 栃木労働局によりますと、7月3日午後3時半ごろ栃木県内の事業所の店舗内で作業をしていた50歳代の男性が倒れているのが見付かり、救急車で搬送されました。
 男性は搬送先の病院で治療を受けましたが、当日の夜に熱中症で亡くなったということです。
 栃木労働局によりますと、店舗内にはエアコンが設置されていましたが、使用していなかったということで、労働局は労災事故として当時の詳しい状況を調べています。
 県内で熱中症で死亡する労働災害が起きたのは2015年以来、8年ぶりだということです。
 県内では、7月に入って各地で35度を超える猛烈な暑さとなる日が続いていて、労働局では適切な冷房の使用やこまめな水分補給など職場における熱中症の予防の徹底を呼び掛けています。

 2023年7月24日(月)

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■第一三共の血液がん治療薬、アメリカFDAが承認 [健康ダイジェスト]

 第一三共は20日、進行性の血液がんと新たに診断された患者を対象とする同社の治療薬「ヴァンフリタ(一般名:キザルチニブ塩酸塩)」をアメリカ食品医薬品局(FDA)が承認したと発表しました。
 FDAは、ヴァンフリタを血液・骨髄がんの一種である急性骨髄性白血病(AML)患者のうち、再発リスクの増加に関連する遺伝子変異を持つ成人患者を対象に承認しました。
 AMLは骨髄の中でがん細胞が増殖し、血液が正常に作れなくなる病気で、患者の約3割に特異な遺伝子変異が認められ、変異のない患者と比較して治療が難しく、再発リスクが高いとされます。キザルチニブはこの遺伝子に作用し、腫瘍の増殖を抑えます。
 第一三共は、ヴァンフリタの卸売り購入価格が17・7ミリグラムと26・5ミリグラムの両用量で1錠当たり546ドルだと明らかにしました。
 同社によると、ヴァンフリタは化学療法との併用および化学療法併用後の維持のための単剤療法として承認されています。
 第一三共はヨーロッパ血液学会で、ヴァンフリタの最初に投与するがん治療薬(一次治療)の臨床試験(治験)の結果について、死亡リスクが減り生存期間が延びたと発表しています。
 ヴァンフリタは日本ではAML治療の飲み薬として再発患者などを対象に2019年に販売承認を得て、2023年5月に一次治療としての使用も認められました。ヨーロッパでも申請が受理されています。
 同薬は、スイス製薬大手ノバルティスの「ライダプト」とアステラス製薬の「ゾスパタ」と競合します。

 2023年7月24日(月)

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