SSブログ

■病気 前庭神経炎 [病気(さ行)]

[ふらふら]強いめまいが起こるものの、難聴や耳鳴りは伴わない耳の疾患
 前庭(ぜんてい)神経炎とは、強いめまいが突発的に起こって歩くこともできず、吐き気などを伴う疾患。30歳~50歳代の人に起こりやすいといわれています。
 前庭神経炎の症状の特徴は、周囲の景色がグルグル回るめまいが激しく起こることです。吐き気、嘔吐(おうと)、冷や汗を伴うものの、メニエール病とは違って、耳鳴りや難聴などの聴覚の症状は伴いません。
 めまいは少しずつ軽くなっていきますが、発症から1週間程度は歩行に困難を感じます。めまい自体が2、3週間くらいでほぼ治まった後も、体を動かした時や歩く時のふらつきはしばらく持続するのが一般的です。時には、6カ月くらいたってもふらつきが持続することがあり、生活に支障が起きます。
 原因は不明。風邪の後にかかりやすいため、風邪のウイルスによる感染で片側の内耳の中に炎症が起き、体の平衡をつかさどる前庭器官が急激に障害されるのが、原因ではないかと考えられています。
 めまいが続く間は、できるだけ安静にしておきましょう。部屋を暗くして、床の中で目をつぶって、めまいを落ち着かせます。
[ふらふら]前庭神経炎の検査と診断と治療
 前庭神経炎は、早期の診断と治療が必要です。ほかのめまいを起こす疾患との区別も早くしなければなりませんので、できるだけ早く専門医の診察を受けます。
 医師による聴力検査では正常の場合が多く、温度眼振検査では患っている側の耳の温度反応が高度に低下したり、反応がなくなったりします。めまい発作の時には、方向が固定された水平性眼振を認めます。
 治療では、安静と薬物療法が主体になります。薬は抗めまい薬やビタミン剤などが主に用いられ、発症者の不安が大きい時は抗不安剤などが用いられます。早期に治療すれば、一度障害を受けた前庭機能が回復することがあります。このような時には、比較的早くめまいが軽くなります。
 しかし、早期の治療にもかかわらず、症状がダラダラと長く尾を引くことがあります。このような時は、その状態に早く慣れるためにも、平衡感覚を鍛えてめまいに対処するリハビリテーションが必要になります。 リハビリを続けることで、ふらつきが持続する後遺症を早く解消できます。
 前庭神経炎は一般的に、完治するまでに時間がかかります。後遺症が完全にとれるまでは、3食きちんとバランスのよい食事を心掛ける、睡眠をたっぷりとる、酒やたばこ、コーヒーを控える、軽い運動を定期的に続ける、入浴で心身ともにリラックスするなどで、予防を続けることが大切です。

ウェブ版の健康創造塾にアクセスできます。
携帯i-mode版の健康創造塾にアクセスできます。
携帯au版の健康創造塾にアクセスできます。
携帯Yahoo!ケータイ版の健康創造塾にアクセスできます。




タグ:病気(さ行) 健康創造塾 病気 前庭神経炎 耳、鼻、のどの病気 耳管開放症 外耳道真菌症 慢性再発性アフタ アルポート症候群 好酸球性副鼻腔炎 増殖性咽頭扁桃肥大症 滲出性中耳炎 癒着性中耳炎 咽頭扁桃炎 聾(ろう) 外耳道閉鎖症 顎骨腫瘍 アデノイド増殖症 外耳道真珠腫 唾液腺腫瘍 外耳道外骨腫 鼓膜炎 鼓膜裂傷 外傷性鼓膜裂傷 生理的老人性難聴 遅発性内リンパ水腫 薬剤性難聴 喫煙者口蓋 化膿性耳下腺炎 慢性化膿性中耳炎 ミクリッツ症候群 唾液腺炎 サーファーズイヤー ラヌーラ 再発性アフタ 良性発作性めまい 委縮性鼻炎 病気(せ) 花粉症 鼻炎 耳鳴り 鼻詰まり 歯周病 中耳炎 めまい メニエール病 味覚障害 慢性鼻炎 口内炎 鼻ポリープ 突発性難聴 ドライマウス 耳詰まり 真珠腫性中耳炎 蓄膿症 外耳道炎 ジアスターゼ 聴神経腫瘍 口唇ヘルペス 舌がん 慢性中耳炎 ベーチェット病 鼻中隔湾曲症 肥厚性鼻炎 鼻カタル 耳管狭窄症、滲出性中耳炎 口臭症 急性鼻炎 感音難聴 ウェゲナー肉芽腫症 単純性疱疹(単純性ヘルペス) 老人性難聴 口腔カンジダ症(鵞口瘡) 白板症 心因性めまい ヘルペス性歯肉口内炎 反復性耳下腺炎 副鼻腔がん 上咽頭がん 歯肉がん(歯茎がん) 唾液腺がん 咽頭がん 上顎洞炎 騒音性難聴 流行性耳下腺炎(おたふく風邪) ロイコプラキー(白板症) ムンプス(流行性耳下腺炎) 口腔白板症 第8脳神経腫 単純性鼻炎 前庭神経鞘腫 薬剤性鼻炎 口腔乾燥症 耳閉感 舌痛症 口腔異常感症 アフタ性口内炎 ハント症候群 ニコチン性口内炎 耳垢栓塞 歯性上顎洞炎 耳ヘルペス 耳性帯状疱疹 ラムゼー・ハント症候群 顎下腺唾石症 ムンプス難聴 職業性難聴 いびき
nice!(14)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 14

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0