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■ワクチン未接種の男児がポリオを発症 [健康ダイジェスト]

 神戸市内に住む生後9カ月の男児が昨年12月にポリオ(小児まひ)を発症し、左足がまひした、と市が18日に発表しました。
 市では毎年5月と11月、3カ月〜1歳6カ月の乳幼児を対象にポリオワクチンの集団接種を実施していますが、今回発症した男児は体調を崩して、昨年11月の集団接種を受けていなかったといいます。予防接種を受けた他の乳幼児の便などから感染した可能性があります。厚生労働省も近く、おむつの処理に気を付けるよう、注意喚起する方針。
 日本国内では1960年に新潟、北海道、九州で大流行し、61年からポリオワクチンの服用が全国的に実施されているため、自然に感染した例は1980年を最後に確認されていませんでした。
 ただ、ワクチンは弱毒化したウイルスを使うため、ワクチンを受けた人が450万回に1回の割合で発症することがあります。ワクチンに由来する感染報告は06年以降、全国で3件あるとされています。
 ポリオはウイルスが感染して、脊髄神経の灰白質という部分を侵すため、初めの数日間、発熱、頭痛、背骨の痛み、嘔吐、下痢などの症状が現れた後、急に足や腕がまひして動かなくなります。一般には小児まひと呼ばれることが多いのですが、大人がかからないわけではありません。季節的には、夏から秋にかけて多く発生します。

 2010年2月22日(月)




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