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■用語 ビタミンF [用語(は行)]

[レストラン]必須脂肪酸のことで、皮膚や髪の健康、細胞の成長に効果的
 ビタミンFとは、必須(ひっす)脂肪酸のこと。最近では、ビタミンFという呼び方はあまりしません。
 ビタミンはもちろん健康な体を維持するのに重要な栄養素ですが、ビタミンFの効果はそれ以上に重要で、古典的な三大栄養素である蛋白(たんぱく)質、炭水化物、脂肪のうち、脂肪分子の構成要素でもあります。
 1日の必要量についても、ほかのビタミンは微量でいいのですが、ビタミンFはたくさんの量が必要とされています。そのため、ビタミンFとして呼ばれるよりも、必須脂肪酸などの言葉で呼ばれるほうが多くなってきているのです。その必須脂肪酸とは、体内で他の脂肪酸から合成できないために、食事から摂取する必要がある脂肪酸のことです。
 人間にとっては、多価不飽和脂肪酸がビタミンF、すなわち必須脂肪酸であり、その多価不飽和脂肪酸にはリノール酸、γ-リノレン酸、アラキドン酸、α-リノレン酸、エイコサペンタエン酸 (EPA)、ドコサヘキサエン酸 (DHA)などがあります。
 ビタミンF、すなわち必須脂肪酸は、皮膚や髪に効果的で、血圧や血糖値を下げたり、動脈硬化を防ぐなどの効果がみられます。また、細胞の成長を助ける効果もあるため、健康維持にも役立ちます。
 不足すると、皮膚や髪が不健康な状態になります。結果として、にきびや湿疹(しっしん)ができたり、フケや抜け毛が生じたりします。また、細胞の成長が妨げられるため、成長停止やむくみなど全身に影響が出てきます。
 だからといって過剰摂取すると、体重増加につながったり、健康を害する危険があるため注意が必要です。
 ビタミンF、すなわち必須脂肪酸を含む食品は、主に紅花(べにばな)、ひまわり、大豆(だいず)、菜種、亜麻(あま)、ごまなどの植物油です。また、ピーナッツ、ひまわりの種、ごま、小麦胚芽(はいが)、クルミ、アーモンド、海藻、緑色野菜、大豆、小豆などにも含まれています。
 炭水化物を多量に取る人や動脈へのコレステロールの沈着を気にしている人には、多くの摂取が必要で、ビタミンEと一緒に取るとビタミンF、すなわち必須脂肪酸の効果が促進されます。

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