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■子供の甲状腺検査始まる 福島県、36万人が対象 [健康ダイジェスト]

 福島県は9日、東京電力福島第一原発事故に伴う県民健康管理調査の一環として、事故発生時0~18歳の子供約36万人を対象とする甲状腺の超音波検査を福島市の県立医大病院で始めました。
 1986年のチェルノブイリ原発事故では子供の甲状腺がんが多発し、県内の保護者の間に不安が広がっているため、県は世界でも類を見ない規模の甲状腺検査を進めます。
 検査では、ベッドで横になった子供の首に医師が超音波検査装置を当てて、甲状腺の大きさやがんにつながるしこりの有無を確認する形で行われ、所要時間は1人5分程度。結果は1カ月後に通知され、異常があった場合は血液検査などを行って詳しく調べます。
 来月中旬までに、事故直後から高い放射線量が測定されている飯舘村や浪江町、川俣町山木屋地区の4908人に先行実施。その後は全県に拡大させ、11月下旬以降、学校や公共施設での巡回検査を開始。日本甲状腺学会などの協力を得て各地に診断チームを派遣するなど、検査体制を強化して、甲状腺検査は2014年3月までにいったん終えます。
 対象の子供は2年ごとに検査を受け、20歳に達してからは5年ごとに生涯に渡ってチェックします。
 子供への詳細調査以降、県は心の健康や妊産婦調査を始める計画で、調査への参加と理解を得るため調査ごとのスケジュールや検査への対応などをまとめた行程表を作成、全県民の健康を守る取り組みを本格化させます。

 2011年10月9日(日)




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