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■風疹、流行が各地に広がる兆し 妊婦の家族はワクチン接種を [健康ダイジェスト]

 妊娠初期の女性が感染すると赤ちゃんに障害を引き起こす恐れのある風疹は、さらに患者の数が増え、首都圏や関西以外でも流行の兆しがあることから、専門家はワクチンの接種など対策の徹底を呼び掛けています。
 風疹はせきやくしゃみなどを通じて感染し、発症すると主に発熱や発疹の症状が出ます。妊娠中の女性が感染すると、生まれてくる赤ちゃんの心臓や目、耳などに障害が出る場合もあります。 
 国立感染症研究所によりますと、新たに風疹と診断される患者は2週連続で減少していたものの、再び増加に転じ、先月29日までの1週間では、これまでで最も多い108人に上りました。
 都道府県別では、東京都が28人、大阪府が19人、兵庫県が14人と、引き続き首都圏と関西で多くなっていますが、新潟県と沖縄県で3人、長野県、愛知県、広島県でそれぞれ2人など、流行は各地に広がる兆しがあるということです。
 また、今年に入ってからの患者は、去年1年間の2・5倍の917人に達し、この5年で最悪の状況が続いています。
 流行の中心は20歳代から40歳代で、全体の76パーセントを占めているということです。
 国立感染症研究所の多屋馨子室長は、「多くの人が旅行や帰省で移動する時期なので、流行が全国に広がる恐れがある。また、流行の中心となっている世代は、周りに妊娠中の女性がいる可能性が高く、赤ちゃんへの影響が懸念される。予防接種を受けていない人や妊娠を希望する女性は、ワクチンの接種をしてほしい」と話しています。
 感染の拡大が続いている東京都福祉保健局では、せきやくしゃみなど飛まつにより風疹が感染することから、外出後は手洗いやうがいをしっかり行うこと、せきなどの症状がある場合は、受診の際など外出時にはマスクを着用すること、風疹と診断された場合は、感染性を持つとされる期間(発疹出現後では5日間)は出勤や登校、外出を控えるようにして周囲に配慮することを呼び掛けています。

 2012年8月7日(火)




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