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■青ジソから老化やがん抑制成分を発見 予防薬開発の可能性も [健康ダイジェスト]

 京都大大学院薬学研究科の久米利明准教授(薬理学)らの研究グループは6日、青ジソに老化やがんの発生などを予防する「DDC」と呼ばれる、ポリフェノール系の成分が含まれていると発表しました。予防薬開発の可能性も期待されています。
 体内では活性酸素が過剰にならないように、抗酸化酵素やビタミンなどの働きでバランスが取られています。しかし、これが崩れると酸化ストレス状態となって、活性酸素が過剰に体内に蓄積され、遺伝子や細胞を傷付け、老化やがん、動脈硬化などの一因になると考えられています。
 研究グループは、体によいとされるセロリやパセリ、リンゴなど果物や野菜など12種類について成分を調査。その結果、青ジソにはDDCが含まれていることが判明。DDCをラットの細胞に加えると、活性酸素を除去する抗酸化酵素が増加することが確認されました。
 また、細胞の生存率が、通常よりも2倍程度になりました。今後、生きたラットがDDCを摂取して効果があるかどうかの実験を進めるといいます。
 久米准教授は、「効果をさらに検証する必要があるが、青ジソの成分を凝縮させたサプリメントや予防薬開発につなげたい」と話しています。 
 DDCは、青ジソ100グラムに11ミリグラムしか含まれていません。口にした青ジソの有用成分がすべて体内に吸収されたと仮定しても、効果を期待するには1回に数キログラム摂取する必要があります。このため有用成分だけを抽出したサプリメントなどにできないかを探ります。
 研究成果は、15日付の米科学誌に掲載されます。

 2012年8月11日(土)




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