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■鎮痛剤「リリカ」を服用後、交通事故2年で10人 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は30日までに、帯状疱疹(ほうしん)や線維筋痛症の鎮痛剤「リリカ」を飲んで自動車を運転し、意識を失うなどして交通事故を起こした人が過去2年で10人いたことを明らかにしました。
 リリカにはめまいや眠気、意識消失の副作用があり、飲んでいる間は運転をしないよう注意を呼び掛けています。
 厚労省によると、ファイザー製薬から国内発売された2010年6月から今年6月までに、薬との直接の因果関係が不明な事例も含め、32人にめまいや意識を失うなどの副作用がみられました。うち50~80歳代の10人が交通事故を起こし、少なくとも3人がけがをしました。人身事故はありませんでした。
 リリカは帯状疱疹後神経痛の治療薬として、ファイザー製薬から2010年6月に日本国内で発売され、年間約26万人が使用。医師の診断で処方され、カプセル状の飲み薬になっています。
 発売当初は帯状疱疹後神経痛にのみ使用可能でしたが、2010年10月27日に帯状疱疹後神経痛を含む末梢性神経障害性疼痛に使用可能となったため、リリカは幅広く使用できるようになり、後に線維筋痛症に伴う疼痛の治療にも使用できるようになりました。
 ファイザー製薬によると、リリカは中枢神経系においてカルシウム流入を抑制し、グルタミン酸などの興奮性神経伝達物質の遊離を抑制することにより、過剰に興奮した神経を鎮め、痛みを和らげるといいます。
 リリカの主な副作用は、めまいや眠気、ふらつきで、リリカを服用した後は、車の運転のほか、危険を伴う機械の操作は避けるべきで、特に高齢者は転倒の可能性があり注意が必要といいます。

 2012年8月31日(金)




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