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■家族の臓器提供、意思表示なくても4割承諾 内閣府調査 [健康ダイジェスト]

 内閣府が行った臓器移植に関する世論調査によりますと、脳死と判定された家族の臓器提供を本人の意思表示がなくても「承諾する」と答えた人は39パーセントだったのに対し「承諾しない」と答えた人は50パーセントで、承諾しない人のほうが多くなっています。
 臓器移植を巡っては、2010年に臓器移植法が改正され、本人の書面での意思表示がなくても、家族の承諾があれば、小児を含む脳死の人から臓器を提供できるようになりました。
 内閣府は臓器移植に関する国民の意識を調べるため、今年8月から9月に、全国の20歳以上の3000人を対象に世論調査を行い、62パーセントに当たる1855人から回答がありました。
 それによりますと、家族が脳死と判断され、臓器提供の意思を書面で残していた場合、その意思を尊重するか尋ねたところ、「尊重する」「たぶん尊重する」と答えた人は合わせて87パーセントだったのに対し、「尊重しない」「たぶん尊重しない」と答えた人は8パーセントでした。
 一方、本人の意思表示がない場合、承諾するか尋ねたところ、「承諾する」「たぶん承諾する」と答えた人は合わせて39パーセントだったのに対し、「承諾しない」「たぶん承諾しない」と答えた人は50パーセントパーセント。
 なお、自分が臓器提供するか否か、意思を示している人は1割程度でした。
 今回の調査について、厚生労働省は「臓器提供をするかどうか、生前に意思表示しておく制度をより知ってもらえるよう啓発活動を強化したい」と話しています。

 2013年10月21日(月)




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