SSブログ

■マルハニチロの冷凍食品から農薬 群馬県が立ち入り調査 [健康ダイジェスト]

 食品大手のマルハニチロホールディングスの連結子会社の群馬県の工場が生産した冷凍食品から農薬の一種が検出された問題で、群馬県は30日午前から、食品衛生法に基づく立ち入り調査を行っています。
 マルハニチロホールディングスの子会社で、群馬県大泉町にあるアクリフーズの群馬工場では、生産した冷凍食品のうちミックスピザやコロッケなどから殺虫剤などとして使われる農薬の一種の「マラチオン」が検出されました。
 会社は群馬工場での生産を今月27日から中止するとともに、これまでに生産した90品目の冷凍食品の自主回収を進めており、回収の対象となるのは現時点で流通しているものだけで少なくとも630万袋に上るということです。
 消費者が購入して自宅で保管されているものを含めると正確な数はわからず、さらに多くなる可能性もあるとされています。
 この問題を受けて、群馬県は30日午前、館林保健福祉事務所の職員4人を工場に派遣し、食品衛生法に基づく立ち入り調査を行っています。調査では、これまでに消費者から会社に寄せられた苦情の内容や農薬の検出結果などについて、工場の担当者から説明を受ける予定だということです。
 会社の調査によりますと、群馬工場ではすべての工程でこの農薬を使っていない上、工場の敷地内からもこの農薬は見付かっていないということです。また、商品に共通する原料の小麦粉は、国内の製粉会社から仕入れる際、「残留農薬証明書」が添付されたものを使っているということです。 
 このため会社では、生産の過程で誤って農薬が混入する可能性は低いとしています。
 群馬県は、調査結果を分析するなどして農薬が検出された原因を詳しく調べることにしています。
 一方、アクリフーズの問い合わせ窓口には、「どの商品が回収対象なのか」、「返金してもらえるのか」など、消費者から多くの問い合わせが寄せられ、電話はつながりにくい状況になっているということです。
 問い合わせ先は、アクリフーズお客様センターでフリーダイヤル0120ー690149、受け付けは午前9時から午後5時まで。

 2013年12月30日(月)

nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 5

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0