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■腹腔鏡手術、学会が緊急の調査を実施 群馬大の8人死亡受け [健康ダイジェスト]

 群馬大学医学部付属病院(前橋市)で腹腔(ふくくう)鏡を使って肝臓の手術を受けた患者8人が手術後に死亡していた問題を受け、専門の医師で作る日本肝胆膵(かんたんすい)外科学会は全国の病院を対象に、肝臓や膵臓などの腹腔鏡手術に関する緊急の実態調査をします。
 対象は、大学病院やがんセンターなど214病院。2011年から14年までの4年間に腹腔鏡を使った肝臓や膵臓などの手術の実施件数、手術後3カ月以内の死亡数、必要な場合に病院の倫理委員会の承認を得ているかなどを調べます。来年1月末までに回答を得て、集計後に公表する予定。
 学会の理事長である宮崎勝千葉大教授は、「ここ数年、開腹手術でも非常に難しい手術に腹腔鏡でチャレンジする人が出てきた。無理な手術が行われていないか検証する必要がある」と話しています。
 群馬大学医学部付属病院では今月14日、腹腔鏡を使った肝臓の一部を切る手術を受けた患者8人が手術後100日以内に死亡していたことが明らかになり、病院が詳しい調査を進めています。
 これまでのところ手術と死亡との因果関係はわかっていませんが、8人の手術はいずれも高度な技術が必要で、安全性や有効性が十分に確認されていない保険適用外の手術だったということです。
 今年4月には、千葉県がんセンターで膵臓の腹腔鏡手術を受けた患者の死亡も明らかになっています。

 2014年11月24日(月)

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