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■はしかの感染、沖縄県で拡大 厚労省が全国拡大に注意呼び掛け [健康ダイジェスト]

 沖縄県ではしか(麻疹)の感染が広がり、これまでに40人ほどの患者が出ていることから、厚生労働省は国内のほかの地域にも拡大する恐れがあるとして、全国の医療機関に注意を呼び掛けました。
 はしかは40度前後の高熱や全身に発疹が出るウイルス性の感染症で、空気感染するため感染力が強く、乳幼児は重症になる場合があるほか、妊婦が感染すると流産や早産の恐れもあります。
 沖縄県では3月20日に台湾からの30歳代の男性旅行者が「輸入はしか」と診断され、その後、この旅行者と接触した人や、同じ施設を利用した人など40人ほどに感染が広がっています。沖縄県内ではしかの患者が出たのは4年ぶり、感染者数が2桁に上ったのは10年ぶり。
 これを受けて、厚生労働省は国内のほかの地域にも感染が拡大する可能性があるとして、全国の自治体に通知を出し、医療機関に対してはしかの可能性を考慮した診察を行うよう求めました。
 通知では、発熱や発疹のある患者には、はしかにかかった経験や、ワクチンの接種記録を確認したり、最近の旅行歴を聞いたりして、はしかと診断した場合には、すぐに都道府県などに届け出ることを求めています。
 国立感染症研究所は、「先月中旬以降に沖縄を旅行した人は、感染している可能性があるので、発熱や発疹の症状がある人は、医療機関で他の人に移してしまうのを防ぐため、地元の保健所や医療機関に電話で相談してほしい」と呼び掛けています。
 国内のはしかは予防接種の普及で、2015年に流行を抑え込む「排除」を達成したとされていますが、今回のように海外からの旅行者や帰国者がウイルスを持ち込む可能性があります。昨年もインドネシアから帰国後に山形県内を訪れた男性がはしかを発症。県外にも広がり、50人超の感染者が出ました。

 2018年4月14日(土)

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