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■温暖化深刻、南極半島で18・3度を観測 世界気象機関が発表 [健康ダイジェスト]

 世界気象機関(WMO)は、南極で観測史上最も高い18・3度が観測されたと発表し、氷が溶けて海面の上昇につながると懸念を示しました。
 WMOは、南極半島北端の沿岸部にあるアルゼンチンのエスペランサ観測基地で6日、観測史上最も高い18・3度が観測されたと発表しました。
 WMOでは暖かい風が山を越えて吹き降ろす「フェーン現象」が影響したと分析しており、「アルゼンチン側からの完全なデータ提供を待って、当時の気象状況などすべての情報を精査する」としています。
 南極の年間の平均気温は沿岸部のマイナス10度から内陸部のマイナス60度までいずれも氷点下ですが、今回観測された気温は2015年に記録された最高気温17・5度を上回り、夏季でもこのような高温にはならないということです。
 WMOによりますと、南アメリカに近い南極半島は、地球上で最も温暖化の進行が深刻な地域の1つで、過去50年間で気温がおよそ3度上昇しています。
 半島の西海岸にある氷河は過去50年間で87%が溶けており、特にこの12年間で加速しているということです。
 南極の巨大な氷は4・8キロの厚さで世界の淡水の90%を占めているとされ、もしすべて溶けた場合、海面はおよそ60メートル上昇するとしています。
 WMOの広報官は、「海面が上昇すれば私たちは大きな問題に直面することになる」と懸念を示しています。

 2020年2月10日(月)

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