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■東京・大阪・宮城で1万人規模の抗体検査へ 新型コロナウイルス [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスに感染したことがあるかどうかを調べる抗体検査について、加藤勝信厚生労働相は、6月から1万人規模の大規模な検査を開始すると発表しました。厚生労働省は、東京都・大阪府・宮城県の3カ所で実施する方針です。
 抗体検査は、ウイルスなどに感染した後にできる「抗体」と呼ばれるタンパク質が血液中にあるかどうかを調べるもので、感染したことがあるかどうかがわかります。
 加藤厚労相は記者会見で、「抗体の保有状況を正確に把握するには、多くの被験者を対象にして、抗体の量をはかる検査が必要だ。早ければ来月から一般住民を対象に、トータルで1万規模程度の大規模な検査を開始したい」と述べました。
 厚労省は、感染者数が多い東京都・大阪府と、それほど多くない宮城県の合わせて3カ所で実施する方針で、地域での感染状況の広がりや、多くの人が抗体を持つことで感染が広がらなくなる「集団免疫」ができる可能性などを調べることにしています。
 抗体検査は、海外で広く行われているほか、国内でも大学の研究チームなどがすでに始めていますが、国が主体となった大規模な検査は初めてとなります。
 加藤厚労相は、「大規模検査と並行して、抗体がどういう過程ででき上がり、どのくらい持続しているかの調査研究も進めたい」と述べました。
 抗体検査は感染状況の全体像を把握するのに有効とされ、厚労省はPCR検査や抗原検査とも組み合わせながら実用化を進めることにしています。

 2020年5月15日(金)

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