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■新型コロナウイルス抗体検査、陽性は0・6% 東大が東京都内500人に実施 [健康ダイジェスト]

 東京大学先端科学技術研究センターの児玉龍彦名誉教授(がん・代謝プロジェクトリーダー)らの研究チームが、東京都内の新型コロナウイルスの感染状況を調べるために実施した抗体検査で、0・6%が陽性だったことが15日、明らかになりました。
 東京都の人口推計(1398万人)に基づき計算した場合、約8万3880人が感染しており、検査時に東京都が公表していた感染者数の約18倍が感染している計算になります。
 東京大学や慶応大学、大阪大学などでつくる「新型コロナウイルス抗体検査機利用者協議会」の大型プロジェクトの一環。抗体検査では、血液中のタンパク質の「抗体」の有無を調べることで、新型コロナウイルスの感染歴がわかります。国内では、無症状の人や軽症者が検査を受けずに回復しており、感染がどこまで広がっているかが正確にはわかっていません。
 臨床検査の民間大手「LSIメディエンス」の協力を得て、都内の医療機関で5月1~2日に採血し検査に使った10歳代から90歳代の男女500人分の残余検体を、学内の倫理委員会の承認を受けて活用。全自動で抗体量を測定できる大型機器を使って、東京大学アイソトープ総合センターの川村猛准教授らが解析し、20歳代と30歳代、50歳代の男性3人に陽性反応が認められました。
 児玉名誉教授は、「きめ細かい対策のために、感染の危険性が高い職種などを知る必要がある」として抗体検査の必要性を指摘しています。

 2020年5月15日(金)

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