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■新型コロナワクチン接種、インド型変異ウイルスにも一定の有効性 研究報告相次ぐ [健康ダイジェスト]

 アメリカのモデルナ製やアメリカのファイザー製などの新型コロナウイルスワクチンは、感染力が強いとされるインド型(デルタ型)の変異ウイルスに対しても、一定の有効性があるとの研究報告が相次いでいます。国内でもインド型の感染が拡大する中、ワクチン接種を継続することの重要性を裏付けるものです。
 アメリカの製薬会社モデルナは、日本やアメリカで接種されている自社の新型コロナウイルスワクチンが、インドで確認された変異ウイルスにも有効であることを示す研究結果が得られたと発表しました。
 モデルナは6月29日、自社のワクチンを接種した人について、ウイルスの働きを抑える「中和抗体」の値が複数の変異ウイルスに対してどの程度変化するかを実験した結果を発表しました。
 実験は2回のワクチン接種を終えた8人の血液を使って行われました。その結果、インドで確認された変異ウイルスに対しては、従来のウイルスの場合と比べ、中和抗体の値はおよそ半分に、ブラジルで確認されたガンマ型変異ウイルスに対してはおよそ3分の1に減少したものの、「減少の幅は大きくない」としています。
 この結果についてモデルナのステファン・バンセルCEOは、「新たなデータはモデルナのワクチンは新たに確認された変異ウイルスにも有効であるという私たちの確信を裏付けるものだ」と述べています。
 モデルナは新たな変異ウイルスに対応した追加のワクチンの開発も進めており、「今後もパンデミック対策を追求する」としています。
 また、イギリスのエディンバラ大学などの調査によると、アメリカのファイザー製ワクチンのインド型変異ウイルスに対する感染予防効果は約79%、イギリスのアストラゼネカ製に対しては約60%でした。イギリスの公衆衛生当局は、重症化などによる入院をいずれも90%超減らすことができたと推定しました。
 アメリカの製薬会社ジョンソン・エンド・ジョンソンも7月1日、1回接種するタイプのワクチンでインド型変異ウイルスに対する抗体が十分でき、接種から少なくとも8カ月間、効果が持続すると発表しました。
 インド型変異ウイルスは当初、従来のウイルスに比べ感染力が強く、ワクチンの効果が大幅に低下するとみられていました。

 2021年7月3日(土)




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