■ファイザー製ワクチン、5〜11歳への接種で有効性90・7% [健康ダイジェスト]
アメリカのファイザーとドイツのビオンテックがアメリカで緊急使用への認可を申請している5~11歳の子供向け新型コロナウイルスワクチンが、臨床試験(治験)で感染予防に90・7%の有効性を示したことが明らかになりました。アメリカ食品医薬品局(FDA)が22日、治験データを含む両社の申請書類を公開しました。
両社はこれまで5~11歳向けの接種の効果について、抗体レベルの上昇を確認できたと説明してきました。有効性の数値が公表されたのは初めて。
治験は5~11歳の約2250人を対象に、10月8日まで行われました。全体の3分の2に12歳以上向け投与量の3分の1に当たる10マイクログラム(マイクログラムは100万分の1グラム)のワクチンを、残る3分の1にプラセボ(偽薬)をそれぞれ2回接種しました。
2回目接種以降にコロナ感染が確認された人数は、ワクチン接種グループが3人、プラセボ接種グループが16人でした。
陽性者の大半は、デルタ型変異ウイルスがアメリカを含む世界各国で主流型となっていた時期に確認されました。重症化例や、コロナ感染後にまれにみられる重度の疾患「小児多系統炎症性症候群」の発症例はありませんでした。
主な副反応は接種箇所の痛みや、けん怠感などで、懸念される心筋炎や心膜炎の発症例もなかったものの、治験参加者の数は、極めてまれな副反応を検出できるほどの数に達していませんでした。心筋炎や心膜炎は、特に若年男性層の発症リスクが高いとみられています。
2021年10月25日(月)
両社はこれまで5~11歳向けの接種の効果について、抗体レベルの上昇を確認できたと説明してきました。有効性の数値が公表されたのは初めて。
治験は5~11歳の約2250人を対象に、10月8日まで行われました。全体の3分の2に12歳以上向け投与量の3分の1に当たる10マイクログラム(マイクログラムは100万分の1グラム)のワクチンを、残る3分の1にプラセボ(偽薬)をそれぞれ2回接種しました。
2回目接種以降にコロナ感染が確認された人数は、ワクチン接種グループが3人、プラセボ接種グループが16人でした。
陽性者の大半は、デルタ型変異ウイルスがアメリカを含む世界各国で主流型となっていた時期に確認されました。重症化例や、コロナ感染後にまれにみられる重度の疾患「小児多系統炎症性症候群」の発症例はありませんでした。
主な副反応は接種箇所の痛みや、けん怠感などで、懸念される心筋炎や心膜炎の発症例もなかったものの、治験参加者の数は、極めてまれな副反応を検出できるほどの数に達していませんでした。心筋炎や心膜炎は、特に若年男性層の発症リスクが高いとみられています。
2021年10月25日(月)
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