■コロナワクチン3回目接種、65歳以上で8割の予防効果 長崎大が推定結果を報告 [健康ダイジェスト]
長崎大の森本浩之輔教授らの研究チームは、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の有効性を分析したところ、65歳以上では約8割の発症予防効果があったとの推定結果をまとめました。厚生労働省の助言機関に8日、報告しました。
研究チームは、16~64歳では約7割で発症予防効果があるとする分析結果をすでにまとめており、「高齢者に関しても、ワクチンの3回目接種が有効であることが確認できた」としています。
研究チームは、感染力の強いオミクロン型変異ウイルスが流行していた今年1~3月、発熱などの症状で10都県の13医療機関を受診した16歳以上の約5200人を対象に、新型コロナウイルスの感染の有無やワクチンの接種履歴を調べました。
その結果、65歳以上では、アメリカのファイザー製かモデルナ製のワクチンを2回接種した場合の発症予防効果は23・3%しかなかったものの、3回接種すると80・5%まで上昇しました。16~64歳では、2回接種した場合の発症予防効果は36・0%だった一方、3回接種すると68・7%に上昇しました。
研究チームは「2回目の発症予防効果はデルタ型流行時と比較して低下した」と指摘し、「オミクロン型であっても3回目を打つことで有効性が上昇する」と結論付けました。
2022年6月10日(金)
研究チームは、16~64歳では約7割で発症予防効果があるとする分析結果をすでにまとめており、「高齢者に関しても、ワクチンの3回目接種が有効であることが確認できた」としています。
研究チームは、感染力の強いオミクロン型変異ウイルスが流行していた今年1~3月、発熱などの症状で10都県の13医療機関を受診した16歳以上の約5200人を対象に、新型コロナウイルスの感染の有無やワクチンの接種履歴を調べました。
その結果、65歳以上では、アメリカのファイザー製かモデルナ製のワクチンを2回接種した場合の発症予防効果は23・3%しかなかったものの、3回接種すると80・5%まで上昇しました。16~64歳では、2回接種した場合の発症予防効果は36・0%だった一方、3回接種すると68・7%に上昇しました。
研究チームは「2回目の発症予防効果はデルタ型流行時と比較して低下した」と指摘し、「オミクロン型であっても3回目を打つことで有効性が上昇する」と結論付けました。
2022年6月10日(金)
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