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■輸入ワクチン30億円分が期限切れで廃棄へ [健康ダイジェスト]

 新型の豚インフルエンザの輸入ワクチンについて、長妻昭厚生労働相は7日、スイスのノバルティス社から購入後、有効期限が切れた輸入ワクチンが30億円分、233万回分に上ることを明らかにしました。国産ワクチンを合わせ、約1億回分の余剰が生じています。
 厚労省は、欧州2社の製薬会社と約1126億円、計9900万回分の輸入契約を締結していましたが、ワクチン接種が予想を下回り、多くが在庫となっています。
 ノバルティス社との契約分は、2500万回分のうち約1660万回分が納入されています。このうち233万回分は、新型インフルの患者が急増中の昨年秋に製造されたものですが、今年1月まで国内の承認が下りなかったため、2月の出荷開始から約2カ月で製造後半年の有効期限を迎え、廃棄される見込み。今後、4月末に238万回分、5月末に830万回分、6月末に360万回分の有効期限が切れます。
 イギリスのグラクソ・スミスクライン社とは、当初輸入予定だった分の3割に相当する2368万回分を解約する合意に達しましたが、ノバルティス社とは、残りのワクチン約840万回分の解約交渉がまとまっていません。
 厚労省は3月末に専門家会議を開いて、ワクチンを含めた対策の検証に着手しており、空港での水際対策や医療体制、広報などについても検証の上、6月までに結果をまとめる方針。

 2010年4月9日(金)




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