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■年収が高くなるほどスポーツに積極的 笹川スポーツ財団調べ [健康ダイジェスト]

 笹川スポーツ財団が発表した「スポーツライフデータ2010」で、1910万人が週2回以上、1回30分以上、運動強度「ややきつい」以上のスポーツライフを送っているという実態が浮かび上がりました。
 ウォーキングやジョギング・ランニングが実施される一方で、サッカー以外のスポーツ系の種目の実施率は伸びていません。スポーツ観戦では、プロ野球、プロゴルフに加えて、新たにフィギュアスケートが人気となり、特に女性の観戦率が高くなっています。
 年収とスポーツ実施状況の関係をみると、年収が高い人ほど体を動かすことに積極的で、実施種目にも収入格差があるという実態が浮かび上がりました。
 今回の調査は昨年5~6月、全国2000人の成人を対象に実施されました。
 「過去1年間まったく運動しなかった」人は、年収100万円未満(全体の30・3パーセント)の層では25・7パーセントだったのに対し、600万円以上(同8・1パーセント)だと13・0パーセントと半減。逆に、「週2回以上、1回30分以上ややきつい運動をする」人は、600万円以上では21・1パーセントで、100万円未満の18・3パーセントを上回りました。
 また、ゴルフのラウンドに出た人は、100万円未満の層は1・48パーセント。これが100万円~600万円未満(同43・1パーセント)だと10・9パーセントに上り、600万円以上では26・71パーセントに跳ね上がりました。
 同財団は1992年から「スポーツライフ」調査を1年おきに続けていますが、年収の質問事項を入れたのは今回が初めて。2000人のうち370人(同18・5パーセント)が年収については「答えたくない」としたほか、親と同居する学生や専業主婦は世帯収入が多いにもかかわらず「収入なし」と回答した可能性もあるなどの限界はあります。
 それでも、調査委員長を務めた海老原修・横浜国立大教授(スポーツ社会学)は、「社会的、経済的なさまざまな格差がいわれる中で、スポーツ行動と収入の一定の相関関係を示せたのではないか」と話しています。

 2011年1月29日(土)

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