SSブログ

■養殖ヒラメ、馬刺しでも食中毒か 寄生虫特定 [健康ダイジェスト]

 これまで食中毒の原因となる寄生虫がおらず、刺し身として食べることが可能とされてきた養殖ヒラメと馬肉に、食中毒のような症状を起こす可能性のある寄生虫が発見されたことが25日、食品衛生などについて話し合う厚生労働省の専門部会で報告されました。
 いずれも症状は軽いとしていますが、部会では今後、予防対策について提言をまとめる予定。
 厚労省によると、平成21年6月~今年3月までに、食後数時間で嘔吐を数回繰り返したり、下痢になったりした後に数日で回復するという原因不明の症状を訴える例が198例発生。このうち135例でヒラメの刺し身を、33例で馬刺しを食べていたことが確認されました。
 調査の結果、養殖ヒラメからは、クドアと呼ばれる寄生虫の一種「セプテンプンクタータ」を発見。クドアの存在は知られていましたが、食中毒を起こす種類が確認されたのは初めてです。
 一方、馬刺しからは、「ザルコシスティス・フェアリー」という寄生虫を発見。この寄生虫はすべて、外国産馬の馬肉から見付かりました。
 クドアはマイナス15~20度で4時間以上、馬刺しの寄生虫はマイナス20度で48時間以上、それぞれ冷凍すれば死滅することがわかっており、刺し身にする場合は冷凍後に食用とすることが有効とみられます。
 ただ、ヒラメは冷凍処理により商品価値が低くなることも考えられるため、部会では養殖段階で寄生虫に汚染された稚魚を排除するなどの対策が必要と指摘されました。

 2011年4月26日(火)




nice!(19)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 19

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0