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■肥満体質の改善にトマトの成分が有効 京大など発見 [健康ダイジェスト]

 トマトに脂肪燃焼効果がある成分が含まれていることを、京都大農学研究科の河田照雄教授や金英一研究員、日本デルモンテなどの研究グループが見付けました。ジュースに多く含まれているといい、メタボリック症候群の予防に トマトの新たな効能が注目されそうです。米科学誌プロスワンで10日に発表しました。
 トマトは「赤くなると医者が青くなる」といわれ、カロチンやリコピンなど抗酸化機能のある成分が含まれています。脂質異常症や糖尿病にも効くといわれており、研究グループがトマトの実とジュースの成分を精密に分析し、有効成分を探したところ、脂肪燃焼を最も促進する不飽和脂肪酸の一種(リノール酸誘導体)「13―oxo―ODA」を見付けました。
 この有効成分の粉末を高脂肪食とともに肥満体質のマウスに1カ月間与えると、与えないマウスと比べ血中や肝臓の中性脂肪量が約3割減りました。有効成分の摂取によって肝臓で脂肪燃焼に働くたんぱく質が多く作られ、血糖値が低下することを確かめました。
 人間にも同じ効果があるかどうかは現時点ではわかりませんが、実験でマウスに毎日与えた有効成分量は、人に換算すると生食用のトマトなら毎食2つから4つ、トマトジュースであれば毎食200ミリリットル中の含有量に相当するといいます。
 河田教授は、「この成分は、脂肪燃焼のスイッチをオンにする働きがあると考えられる。ジュースに多く、製造時の加熱で成分が増えるのではないか」、「脂肪をドーッと燃やしてくれるものではなく、すごくスリムになることを期待してもらっては困る」と話しています。

 2012年2月11日(土)




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