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■今夏、エルニーニョ現象が発生し気温が上がらない可能性 [健康ダイジェスト]

 世界の天候に影響を及ぼすエルニーニョ現象について、気象庁は「この夏のうちに発生する可能性が高い」と発表しました。エルニーニョ現象が発生すると、日本国内では夏の気温が上がりにくくなることから厳しい残暑にはならない可能性が出ています。
 エルニーニョ現象は、南米ペルー沖の赤道付近の東太平洋で海面の温度が平年よりも高くなる現象。気象庁によりますと、先月、この海域の平均海面温度が基準値(過去30年の平均)より0・5度高い27・0度となっているのが観測され、この状態は冬にかけて続くという予想になり、「この夏のうちにエルニーニョ現象が発生する可能性が高い」と発表しました。
 エルニーニョ現象が発生すると、日本では夏は太平洋高気圧の張り出しが弱まって気温が上がりにくく、秋から冬にかけては気温が高く暖冬になる傾向があるとされています。
 最近では、3年前の2009年夏の初めから2010年の春にかけて、エルニーニョ現象が発生。2009年夏は太平洋高気圧の日本への張り出しが弱く、北日本から西日本にかけて平均気温が平年より0・1~0・4度低く日照時間も少なかったほか、冬は全国的に気温が高くなりました。
 気象庁は「直ちに冷夏になるとまではいえない」とし、「この後、エルニーニョ現象が発生すると、9月はここ数年間のように厳しい残暑にはならない可能性がある。今後の天候への影響を注意深く監視したい」と話しています。

 2012年7月11日(水)




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