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■福島市のコメで基準値超えの110ベクレル 今年産米で2例目 [健康ダイジェスト]

 福島県は1日、2012年産米の全袋検査で、福島市の農家が生産したコシヒカリの玄米6袋から、食品基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える110ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表しました。
 今年産米の検査で基準値を超えるコメが見付かったのは、同県須賀川市に続き2例目。
 県によると、福島市の旧平田村地区の農家1戸が今年収穫した玄米140袋(1袋30キロ)の検査で、83袋が1キロ当たり60ベクレルのスクリーニングレベルを超え、詳細検査を行ったところ6袋からそれぞれ110ベクレルが検出されました。残りは基準値を下回りました。
 同地区は、昨年のコメから100ベクレル超500ベクレル以下のセシウムを検出した「事前出荷制限区域」に指定されており、生産量や保管状況をすべて把握しているため、全袋検査で基準値以下だったコメは出荷できます。基準値を超えた袋のみを隔離、処分します。
 県は、今後、基準値を超えた原因を究明します。 
 なお、政府は10月29日に、福島県須賀川市の旧西袋村地区で生産された2012年産米の出荷停止を条件付きで解除しています。
 県がコメの「管理計画」を策定したことを受けた措置で、今後、同地区で生産されたコメの全袋検査を行い、放射性セシウムが基準値以下であることが確認された袋については、出荷できます。
 同地区では農家1戸が生産した320袋のうち1袋から110ベクレルのセシウムを検出。政府は10月25日に出荷停止を指示していました。
 県によると、新基準値超えのコメを出荷した農家では、稲の天日干しをしていたほか、放射性物質の吸収を抑制するカリウム肥料を使っておらず、これが原因とみられます。土壌調査などを行い、詳しく調べる方針。

 2012年11月2日(金)




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