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■交通事故死者13年ぶりに増加 上半期2004人、目立つ高齢者と自転車 [健康ダイジェスト]

 今年1~6月に全国で交通事故で死亡した人は2004人で、前年同期より70人増えたことが8日、警察庁のまとめでわかりました。上半期の死者数の増加は、2000年以来13年ぶり。
 高齢者や、自転車利用中の死者、飲酒運転による事故の死者が増えており、警察庁は交通安全教育などの対策を進めます。
 上半期の交通事故死者数は、2000年に72人増の4267人になった後、2001年から年30人台~400人台のペースで減ってきました。2012年は2000人を切る1934人まで減っていましたが、今年再び2000人を超えました。
 年間を通じた死者数も、2001年から2012年まで連続して減り続けていて、2012年は4411人でした。
 今年上半期の死者2004人を年代別にみると、前年から最も増えたのは65歳以上の高齢者で、63人増の1044人。全体の52パーセントを占め、割合は10年間で13ポイント上昇しました。車やバイク、自転車を運転中の事故で亡くなった高齢者が、44人増の460人と目立ちます。人口10万人当たりの死者数でも、高齢者は3・39人で、全年齢の平均1・57人を大幅に上回っている。
 警察庁の担当者は、「体力が低下している高齢者は事故に遭いやすいので、積極的に注意を呼び掛けていきたい」と話しています。
 また、自転車を運転中の事故で亡くなった人も、33人増の280人となりました。30歳代以下で4人減った一方、40歳代以上の中高年が37人増え、244人を占めました。東日本大震災以降、通勤などで自転車に乗る中高年が増えたといわれており、警察庁は「関連している可能性もある」としています。
 自転車がかかわった死亡事故279件のうち75パーセントに、信号無視など自転車側の違反がありました。車との事故が233件で最も多い一方、自転車単独の事故も16件増の36件となり、過去10年で最多でした。
 このほか、減少傾向にあった飲酒運転による事故の死者も増え、前年より20人多い134人でした。車に乗車中の死者のうち、シートベルトを着用していなかった人は、33人増の326人。このうち、運転席での未着用者が32人増えました。
 交通事故全体の発生件数は、前年同期より1万485件減の30万4409件で、負傷者数は前年同期より1万1693人減の37万8047人でした。
 都道府県別の死者数は、愛知県が109人で最多。次いで静岡県、兵庫県が88人。最も少なかったのは山形県の11人で、鳥取県、島根県が13人で続きました。

 2013年8月9日(金)




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