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■はごろもフーズ、シーチキン672万缶を自主回収 ヒスタミン検出で [健康ダイジェスト]

 静岡市に本社がある食品加工大手「はごろもフーズ」は、主力商品のカツオの缶詰から、同社基準値の最大10倍の量の化学物質が検出され、アレルギーのような症状を引き起こす可能性があるとして、全国に流通している672万缶余りを自主回収すると発表しました。回収規模は、同社製品では過去最多。
 自主回収するのは、静岡市清水区の「はごろもフーズ」が販売した「シーチキンマイルド(70グラム入り)」「素材そのままシーチキンマイルド(75グラム入り)」「シーチキンマイルドキャノーラ(80グラム入り)」の3つの缶詰のうち、缶の裏にある賞味期限が2016年7月7日から2016年8月27日の期間で、さらに製造工場を示す「SO28」という表示がある、合わせて672万3000缶です。
 はごろもフーズによりますと、9月26日から10月10日にかけて、缶詰を食べた人から「味に違和感を感じる」「舌がピリピリする」「食道にむかつきを感じる」といった電話が全国から6件寄せられ、調べたところ、じんましんなどアレルギーのような症状を引き起こす可能性がある化学物質の「ヒスタミン」が、2種約30缶から社内で定めた濃度基準値(50ppm以下)の4〜10倍の量で検出されたということです。ヒスタミンは魚肉に含まれるアミノ酸から生成されます。
 缶詰は、今年7月から8月にかけて、焼津市の委託業者が製造したもので、猛暑のため、原料のカツオを保管する工場の冷蔵庫の温度が下がらず、カツオに含まれる酵素が増殖したため、カツオに含まれるアミノ酸がヒスタミンに変質したとみられるということです。
 はごろもフーズは「大きな健康被害はない」と説明し、「ご迷惑おかけして誠に申し訳なく、おわび申し上げます」としています。
 問い合わせ先は「お客様相談室」、フリーダイヤル0120-856-004。対象製品をはごろもフーズに着払いで送れば、代金を受け取れます。住所は〒424-8750 静岡県静岡市清水区島崎町151。

 2013年10月11日(金)




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