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■国民医療費、6年連続で過去最高を更新 総額39兆2000億円、1人当たり31万円弱 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は10月8日、「2012年度国民医療費の概況」を発表しました。それによると、2012年度の国民医療費の総額は、前年度比6267億円(1・6パーセント)増の39兆2117億円となり、6年連続で過去最高を更新しました。
 国民医療費は、その年度内に医療機関などで保険診療の対象となる病気やけがの治療にかかった費用の推計。高齢化の進展に加え、診療報酬の高い高度な検査機器の普及など医療技術が進歩し、国民医療費が膨らみました。
 ただ、最近5年間の2〜3パーセント台の伸び率に対し、2012年度は1パーセント台に縮小。厚労省は、入院日数、受診日数が減少傾向にあることが主な要因と分析しています。国民医療費が国民所得に占める割合は、11・17パーセントでした。
 1人当たりの国民医療費は、前年度比5600円(1・9パーセント)増の30万7500円となり、同じく6年連続で過去最高を記録。年齢別に見ると、65歳未満は前年度比2300円(1・3パーセント)増の17万7100円、65歳以上は前年度比3700円(0・5パーセント)減の71万7200万円となり、約4倍の開きがありました。
 国民医療費の総額を年齢階級別にみた場合、0~14歳は2兆4805億円(構成比6・3パーセント)、15~44歳は5兆2068億円(構成比13・3パーセント)、45~64歳は9兆4384億円(構成比24・1パーセント)、65歳以上は22兆860億円(構成比56・3パーセント)となりました。
 制度区分別にみると、「公費負担医療給付分」は2兆8836億円(構成比7・4パーセント)、「医療保険等給付分」は18兆5826億円(構成比47・4パーセント)、「後期高齢者医療給付分」は12兆6209億円((構成比32・2パーセント)、「患者等負担分」は4兆9296億円(構成比12・6パーセント)となりました。
 財源別では、国と地方を合わせた公費は15兆1459億円(構成比38・6%、前年度比2・3パーセント増)、うち「国庫」は10兆1138億円(構成比25・8パーセント)、「地方」は5兆321億円(構成比12・8パーセント)。国民や企業が負担する保険料は19兆1203億円(構成比48・8パーセント、前年度比2・0パーセント増)、うち「事業主」は7兆9427億円(構成比20・3パーセント)、「被保険者」は11兆1776億円(構成比28・5パーセント)。また、その他は4兆9455億円(構成比12・6パーセント)、うち「患者負担」は4兆6619億円(構成比11・9パーセント、前年度比1・7パーセント減)となりました。

 2014年10月11日(土)

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