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■低体重の新生児、人工血管手術に国内で初めて成功 岡山大学病院 [健康ダイジェスト]

 体重が900グラムほどしかない重い心臓病の新生児に、人工血管を使ったバイパス手術を行うことに岡山大学病院のチームが国内で初めて成功し、新生児は近く、無事退院できることになりました。
 手術が成功し、無事退院できることになったのは、出産時の体重が895グラムの超低出生体重児の女の新生児で、岡山県在住です。
 30日に会見した岡山大学病院心臓血管外科の佐野俊二教授によりますと、新生児は「ファロー四徴症」と呼ばれる先天性の重い心臓病のため心臓から肺に血液が流れにくくなっていたということです。
 佐野教授のチームでは人工血管を使って、鎖骨下にある動脈から肺動脈にバイパスを作る手術を4月に実施し、9月には追加の手術を行いました。
 手術は成功し、新生児はミルクを飲めるようになって、体重も4キログラムほどに増えたということで、近く無事退院できる見込みです。
 岡山大学病院によりますと、体重が1キログラム未満の新生児に人工血管を使ったバイパス手術を行い、成功したのは国内では初めてだということです。
 新生児の両親は、「初めは手術もできないかもしれないといわれていたので、元気になって本当にうれしいです。この子には双子の姉がいるので家に連れて帰って2人を会わせてあげたいです」と話していました。
 また、会見した佐野教授は、「手術の技術の発達で治療が可能になってきた。低体重の赤ちゃんにも諦めずに治療が行われるようになってほしい」と話していました。

 2015年10月31日(土)




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