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■パナソニック、人工肛門を使うオストメイト用の消臭剤を販売へ 潤滑剤により便の処理もスムーズに [健康ダイジェスト]

 パナソニックは、医療・介護向け消臭剤「ニオフ」シリーズに、人工肛門や人工膀胱を使うオストメイト用の消臭潤滑剤「ニオフ消臭潤滑剤」を新たにラインナップし、1月31日より販売します。
 250mlのボトルタイプと、8ml×10袋のミニパックタイプを用意。希望小売価格は順に2600円、1230円(税別)。
 2016年7月に発売した医療・介護向け消臭剤「ニオフ」の技術を活かした、オストメイト用の消臭潤滑剤。人工肛門や人工膀胱を使うオストメイトの人が、便や尿を集めるために付ける「ストーマ袋」に注入して使用します。ストーマ袋に消臭潤滑剤をなじませることで、便臭を抑えられるほか、潤滑剤により便の処理をスムーズにできるといいます。
 オストメイトの人の困りごととして、「排泄処理時のトイレにこもるニオイ」、「ストーマ袋に残る排泄物」などが挙げられるといいます。また、すでに発売されているスプレータイプのニオフを使うオストメイトの人は多く、「ニオフの消臭機能がある潤滑剤を使いたい」という要望も多数あったことから、消臭潤滑剤の開発に至ったとしています。
 消臭メカニズムには、ニオイ分子の組み換えに効果がある「銅イオン」を採用。便臭の主要因である硫化水素の分子構造そのものを組み換え、速やかに消臭する「リコンビネーション消臭」技術により、硫化水素を1分で99%以上消臭できるといます。香りで覆い隠すのではなく、銅イオンがニオイ分子に働き掛けて、構造そのものを組み換えて消臭するため、消したニオイは戻らないとしています。
 潤滑成分には、増粘剤(メトローズ)と界面活性剤を採用。ニオフ消臭潤滑剤がストーマ袋のパウチ内をコーティングすることで、パウチから便を押し出す際に、便と潤滑剤が一緒に押し出されるため、スムーズに処理できます。
 消臭潤滑剤の本体容器は、オストメイトの人の使いやすさを考えて設計。フタは片手で開閉でき、容器はソフトで押しやすく、潤滑剤を出しやすい形状としています。液切れのよいノズル形状のため、液垂れも防止。中身が見えるデザインのため残量が確認しやすく、ボトルタイプには1回分の使用量(約8ml)の目安になる目盛りも備えています。
 ニオフ消臭潤滑剤は、イギリスの医療機器メーカー、コンバテック・グループの日本法人の販売網を使って、全国に拡販します。発売後1年で2万3000本の売り上げを目指します。

 2018年1月23日(火)

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