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■小児科診療の子供の誤飲事故、たばこが最多 全体の2割で1歳前後に集中 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省が、全国各地の小児科が診療した子供の誤飲事故を分析した結果、たばこが原因だったケースが20・2%を占め、3年連続で最多だったことが7日までに明らかになりました。
 厚労省は、たばこの誤飲事故の大半が集中する1歳前後の乳幼児に細心の注意を払うよう求めており、「たばこの取り扱いや保管に注意し、空き缶やペットボトルを灰皿代わりに使わないでほしい」と呼び掛けています。
 全国10施設の小児科から寄せられた、家庭用品による健康被害に関する情報を分析。2016年度は、子供の誤飲事故が728件報告され、うちたばこによるものが147件でした。たばこ以外では、医薬品・医薬部外品108件(14・8%)、プラスチック製品72件(9・9%)、食品類61件(8・4%)などとなっています。
 たばこの誤飲事故147件を誤飲の種別にみると、未使用のたばこが103件、吸い殻が33件、溶液(吸い殻が入った容器にたまった液)が8件でした。未使用たばこについては、電子たばこの葉を口にした事例も報告されています。年齢別では、ハイハイや捕まり立ちができる6~11カ月児が73例を占め、独力で室内を移動できる12~17カ月児も52例に上りました。
 147件のうち36件(24・5%)に何らかの健康被害の症状が発現し、悪心・嘔吐が28件でみられました。来院前に応急処置を行ったのは119例で、処置内容としては「かき出した・拭いた」が49件、「吐かせた」が22件で、飲料を飲ませるなどした例は23件ありました。
 厚労省は、飲料を飲ませるとニコチンが吸収されやすくなる可能性があり、たばこを吐かない場合もあることから、誤飲した場合は何も飲ませず直ちに受診させることが望ましいとしています。

 2018年4月14日(土)

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