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■キノコ採りでの死亡事故相次ぐ 長野県内で今季10人 [健康ダイジェスト]

 長野県内でキノコを採りに山に入った人が遭難や滑落して死亡する事故が、相次いでいます。6日までに発生した今シーズンの遭難は16件で、すでに昨季を5件上回りました。
 確認された死者は6日現在で、同8人増の10人となり、「キノコ採りでこれだけの人が亡くなったことは異常」と長野県警山岳安全対策課。死者のうち、茅野市の72歳男性と岡谷市の50歳男性を含む7人が滑落して死亡しており、同課は急斜面に近付かないなどの十分な注意を求めています。
 同課によると、今季の遭難者は16人。6日までに16人とも発見、救助され、死者10人、けが人3人、無事救出3人となりました。70歳代が7人、80歳代が3人と高齢者が多くなっています。増加の背景には「今季はマツタケなどが豊作とされ、入山者が増えていることが考えられる」(同課)としています。
 雨や曇りの日が多かったことも、要因に挙がります。長野地方気象台によると、台風や前線の影響により中南信で9月の観測史上最多の雨量を記録した地点が多くありました。 
 6日も上田市の山林でキノコ採りをしていた30歳代の女性が滑落して死亡しました。長野県上田市西内の山林で6日夕方、キノコ採りをしていた女性が山の斜面から滑落した、と一緒に山に入っていた母親から消防に通報がありました。
 警察が調べたところ、上田市に住む大塚智美さん(34歳)が頭から血を流して倒れているのが見付かり、病院に運ばれましたが、その後、死亡が確認されました。
 警察によりますと、大塚さんは6日午前中から母親と2人で山に入り、キノコ採りをしていたということです。  
 長野県警山岳遭難救助隊の櫛引知弘隊長は、「キノコ採りは登山と違って道なきところを行くため、滑落と道迷いによる遭難事故が多くなっています。できる限り1人での入山は控え、家族に告げてから行くことや携帯電話を必ず持参すること、そして山では危険な斜面に立ち入るのを避けるなど注意してほしい」と話しています。その上で、「今年は、これまでのところ遭難者の平均年齢は70歳を超えているので、慣れたところと思わずに無理のない範囲で入山し、自分の命を大事にしてほしい」としています。

 2018年10月7日(日)

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