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■インフルエンザが全国的な流行期に入る 厚生労働省が発表 [健康ダイジェスト]

 全国でインフルエンザの患者が増えており、厚生労働省は14日、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。昨シーズンより2週間遅い流行期入りで、例年並みだということです。
 厚労省によりますと、12月9日までの1週間に全国約5000の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、前の週から約3800人増えて8400人余りとなりました。
 この結果、1医療機関当たりの患者数は1・70人と、流行の目安とされる「1」を超えたため、厚労省はインフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表しました。
 都道府県別では、香川県が最も多く4・0人、北海道が3・96人、愛知県が3・43人、和歌山県が2・90人、鹿児島県が2・76人などとなっており、全国の43の都道府県で患者が前の週よりも増えました。
 これまでに検出されたウイルスは、9年前に新型インフルエンザとして世界的に流行したH1N1型と呼ばれるタイプが全体の7割を占めていますが、今後、どのタイプが主流になるかはわからないということです。
 厚労省は、手洗いの徹底のほか、せきやくしゃみが出る場合にはマスクの着用を心掛けるとともに、高齢者は予防接種をしてほしいとしています。
 厚生労働省によりますと、インフルエンザワクチンは11月の時点で、過去5年間の平均の使用量よりもさらに100万本以上多い2720万本の供給が見込まれており、供給が遅れた昨年とは異なり、ワクチンは十分にあるとしています。
 東京都板橋区にある板橋中央総合病院の粟屋幸一呼吸器病センター長は、予防の重要なポイントとして、ワクチンの接種、手洗い、そして「せきエチケット」の3つを挙げています。
 ワクチンについては、インフルエンザの流行のピークが例年は来月なので、今月中に接種することが大切だとしています。また、手洗いについては、パソコンのキーボードやリモコン、それにドアノブなど手が触れる物を介して感染することがあるため、外出先から帰った時や、食事の前などこまめに手洗いをしてほしいと話しています。さらに、「せきエチケット」として、口と鼻をマスクで覆って、せきやくしゃみをする際に周囲にウイルスを拡散させないように注意してほしいとしています。
 粟屋センター長は、「注意点を守ることで感染のリスクを下げることができるので、対策を徹底して流行期を乗り切ってほしい」と話しています。

 2018年12月14日(金)

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