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■虫歯治療の麻酔で2歳女児死亡 福岡県の歯科医を書類送検へ [健康ダイジェスト]

 福岡県春日市の歯科医院で2017年7月、虫歯の治療後に女児(当時2歳)が死亡した医療事故があり、福岡県警は7日、当時院長だった50歳代の男性歯科医を業務上過失致死容疑で福岡地検に書類送検する方針を固めました。県警は、男性歯科医が容体の変化を見逃さずに救急車を呼ぶなどの適切な対応を取っていたら、命を救えた可能性が高いと判断しました。
 死亡したのは春日市の山口叶愛(のあ)ちゃん。家族によると、2017年7月1日夕に虫歯治療のため医院を訪れ、女性担当医が歯茎に麻酔薬を注射し、歯を削るなど約50分間にわたり治療しました。治療直後に叶愛ちゃんが目の焦点が合わないなどぐったりしたため、両親は女性担当医から引き継ぎを受けた院長だった男性歯科医に処置を求めましたが、男性歯科医は脈を計測して「特に問題ない。よくあること」などと説明し、救急などの処置を取らなかったといいます。
 叶愛ちゃんは医院内で休んでいましたが、約1時間後にけいれんを起こすなどしたため、両親が車で近くの救急病院に連れて行きました。意識不明の状態が続き、2日後の3日昼過ぎに死亡しました。司法解剖の結果、死因は麻酔薬のリドカインの急性中毒による低酸素脳症でした。
 男性歯科医は代理人弁護士を通じ、「専門家として求められる措置は取っており、対応は適切だった」としています。歯科医院は事故後に閉院しました。

 2019年3月7日(木)

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