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■新型コロナウイルス、クルーズ船で新たに79人の感染確認  乗客443人が一日で下船 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船で19日、新たに79人の感染が確認されました。これでクルーズ船の乗客乗員で感染が確認されたのは、621人となりました。
 厚生労働省によりますと、横浜港に停泊しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で19日、新たに79人の感染が明らかになりました。このうち、発熱などの症状が見られない人は、68人いるということです。
 これでクルーズ船では、乗客乗員の延べ3011人の検査が行われ、合わせて621人の感染が確認されたことになります。
 一方、クルーズ船では、ウイルス検査で陰性と確認され症状がみられなかった乗客の下船が19日午前から始まりました。
 船を下りた乗客の中には、大きな荷物を持った夫婦や家族連れとみられる人たちもおり、船に残っている人たちに手を振っていました。
 ふ頭の駐車場に待機していた10台以上のバスは順次出発し、10人近くを乗せた1台目のバスは、横浜駅近くのバス停留所に午前11時40分ごろ到着しました。マスクを着用した人が多く、バスから荷物を降ろした後、スーツケースを引きながら自宅などに向かいました。
 厚労省は下船した人たちについて、自宅などで通常の生活を送ってもらい、数日間は健康状態を電話で確認することにしています。
 厚労省によりますと、19日の下船は午後4時すぎに終わりました。19日一日で443人が船を下りたということです。
 乗客の下船は、21日ごろまでには終える予定です。ただし、感染が確認された人と同じ部屋にいた場合は、検査結果が陰性でも感染した人が部屋を離れてから14日間は船内に残り、健康状態に問題がなければ下船してもらうことにしています。
 一方、乗員については、乗客の下船を優先して進めた後で、クルーズ船の運航会社と協議し、希望者を下船させるなどの対応を検討するということです。
 新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船で、感染が確認されたものの症状が出ていない19人が、19日午後、船内から愛知県岡崎市にある「藤田医科大学岡崎医療センター」へ搬送されました。
 厚労省によりますと、岡崎市に向かったのは感染が確認されたものの症状が出ていない19人と、その家族や同行者6人の合わせて25人で、19日午後4時ごろ横浜港を出発したということです。
 結婚40年の記念に妻とクルーズ船に乗船したという神奈川県の71歳の男性は、「客室内のテレビのニュースで陽性の人が次々に増えていくのを見て、自分たちも早く検査の結果を知りたいと思っていました。きのう正式に陰性だと知らされたときはほっとしました。客室内ではテレビを見ながらラジオ体操などをして過ごしていましたが、14日間は長かったです。家に帰ってお茶漬けなどを食べてゆっくりしたいです」と話していました。

 2020年2月19日(水)

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