SSブログ

■新型コロナウイルス治療の「アビガン」増産に向け原料生産再開 化学メーカーのデンカ [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの治療薬として国の承認を受けるための臨床試験が進められている「アビガン」の増産に向けて、日本の化学メーカーが2日、アビガンの原料となる有機化合物の生産を再開し、製薬会社に供給すると発表しました。
 アビガンは富士フイルム富山化学が開発した新型インフルエンザの治療薬で、新型コロナウイルスの治療薬として国の承認を受けるため、現在、臨床試験が進められています。
 このアビガンの原料となる有機化合物「マロン酸ジエチル」について、東京に本社がある化学メーカーのデンカが5月から新潟県糸魚川市にある青海工場で生産し、富士フイルム富山化学に供給すると発表しました。
 デンカはマロン酸ジエチルを製造する国内でただ一つのメーカーですが、2017年4月に生産設備を休止していました。
 会社によりますと、アビガンの国内での一貫した供給体制を作るため国産の原料を使いたいという国の要請を受けて設備を再稼働し、生産を再開することにしたということです。
 デンカは、「新型コロナウイルスへの対策を社会的責務と捉え、迅速に生産体制を構築し、確実な供給を行っていく」とコメントしています。

 2020年4月2日(木)

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 4

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。