■神奈川県、横浜市で28人など新たに31人の新型コロナウイルス感染確認 埼玉県で10人感染確認

　横浜市は30日、男女28人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表しました。このうち26人は市内のホストクラブの従業員が占めており、市は繁華街で夜間に営業する接待を伴う飲食店などで感染が広がっている恐れもあるとして、注意を呼び掛けています。
　横浜市によりますと、新たに感染が確認されたのは20歳代から40歳代までの男女28人。
　このうち男性26人は、横浜市中区にあるホストクラブの従業員だということです。
　６月下旬に感染がわかった６人がこの店の従業員で、ほかの従業員を一斉に検査したところ、大規模な感染が確認されたということです。
　この店は関係する東京都新宿区のホストクラブと従業員の行き来があり、横浜市は感染経路を詳しく調べています。
　一方、利用客についてはこれまでのところ感染は確認されていません。
　クラスターが発生したものの、横浜市は現時点では店名は公表しないとしています。
　横浜市で20人以上の感染者が発表されるのは、緊急事態宣言が出されていた４月23日以来です。
　一方、横浜市以外でも神奈川県で合わせて男性３人が新型コロナウイルスに新たに感染したと発表されました。
　神奈川県によりますと、平塚市に住む40歳代の会社員の男性が感染したということです。
男性は県外で感染が確認された人の濃厚接触者だということです。
　また、川崎市によりますと、市内の医療機関を受診した、東京都内に住む60歳代の会社員の男性が感染していることが確認されたということです。男性は軽症で、感染経路はわかっていないということです。
　このほか相模原市も、市内に住む20歳代の男子大学生が、新たに感染したと発表しました。軽症だということです。
　この学生は、県内の大学に通っており、大学の友人の感染がすでに確認されているということです。相模原市によりますと、男子大学生が通う大学は、今も授業は行われていますが、濃厚接触者がいる学年は大学に来ないよう呼び掛けているということです。
　これで神奈川県内で発表された感染者は1500人で、このうち96人が死亡しています。
　埼玉県内では30日、10人の新型コロナウイルスへの感染が新たに確認されました。
　埼玉県によりますと、新たに感染が確認されたのは戸田市に住む未就学の男の子、日高市に住む30歳代の会社員の男性、嵐山町に住む40歳代の会社員の男性などあわせて６人です。
　また、さいたま市によりますと、市内に住む40歳代の男性１人と20歳代の女性２人のあわせて３人の感染が確認されました。
　このほか、川口市でも、市内に住む30歳代の会社員の男性の感染が確認されました。
　県や２つの市では、それぞれの行動歴や濃厚接触者などについて調べています。
　埼玉県内で発表された新型コロナウイルスの感染者数は、これで1129人となりました。

　２０２０年６月３０日（火）

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